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■年間20万円までは税負担ゼロ所得税は、その人が1年間に稼ぎ出した所得に対して課税されます。 サラリーマンの場合、その所得は給与・賞与にほぼ限られますので、給与所得のみということになります。 給与所得のみのサラリーマンなら年末調整だけで完了します。 ところで所得税では、所得の種類をその発生の形態によって10種類に分けています。 給与所得もその10種類のいちの一つです。 それぞれの所得によってその所得金額の計算の仕方は異なりますが、最終的にはすべての所得について確定申告の中に入れて計算することになるのです。 この10種類の所得の名称の中で、一つだけ分からないものがありますが、それが「雑所得」と呼ばれているものです。 雑所得として計算されるもので主な収入は、公的年金があります。 公的年金のほかに雑所得として分類されるものとしては、その他の所得に分類されないものがあります。 つまり、その他雑多な所得ということです。 たとえば、サラリーマンで、雑誌などに原稿などを書いてたまたま得た収入などは、この雑所得に当てはまります。 もし、その人がプロとして原稿料をもらっている場合、それは事業として行っていることになり、事業所得として計算します。 雑所得にあてはまる場合、厳密にはその人は確定申告をして給与と原稿料の合算を申告しなければなりません。 ただ、税法では例外的に確定申告をしなくて良い範囲を定めています。 この場合、原稿に関する所得金額が20万円以内であれば、申告不要としているのです。 1社だけに勤めているサラリーマンが給与のほかに得た所得の金額が年間20万円以内であれば申告する必要も、税金の負担もないということです。 【10種類の所得】
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