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■けっこう戻ってくる「医療費控除」毎年、確定申告の季節が来ますと、「サラリーマンでも確定申告が受けられます」という言葉をよく耳にするようになりましたね。 確定申告といえば、自営業者のものというイメージが強かったのですが、この不景気のなか、少しでも払った税金を取り戻したいということで、いろいろな方法が紹介されるようになったのです。 その最たるものが「医療費控除」です。 年間で10万円以上の医療費を支払った場合は、医療費控除を受けることができるため、確定申告によりお金が戻ってくるというものです。 医療費控除というのは、医療費が多くかかった年に、その医療費の負担を少しでも軽くするために、かかった医療費の一部を税金から控除することです。 病気や怪我をすると、病院にかかりますね。ちょっとした風邪くらいならたいした金額はかかりませんが、重い病気や怪我などで年間にかかる医療費が10万円を超える場合があります。 そういうときに、医療費の控除が受けられるのです。 医療費の控除は、かかった医療費から10万円を差し引いた残りの1割が税金から還元され、この10万円以上という金額は、家族全員の医療費を合わせたものですよ。 ただし、それには条件があります。 笑い話ですが、「出産で税金が戻ってくるから」と喜び勇んで税務署に確定申告に行ったのに、「お宅はそれだけの税金を納めていないので還付できません」と言われ、がっかりして帰ってきた人がいました。 これはお金をもらうのではなく、納めた税金を返してもらうのですから、それ以上の税金を払っている人が対象ですよ! さて、ここで医療費とは、どんなものを指すのかといえば、風邪などの病気、また歯やケガの治療に対して支払った医療費を想像しますが、もっと身近な肩こりや腰痛の治療費も含まれるのです。 ひどい肩こりや腰痛に悩まされ、その治療に毎週マッサージや鍼灸(しんきゅう)、整体に通う人も少なくありません。 立ち仕事からパソコン仕事に携わる人まで、現代の「職業病」はさまざまです。 こういった治療とみなされる医療行為に対しての支払いも、医療費として認められています。 毎月、肩こりの治療にかなりの金額を支払っている方は、いくら支払っているか確認してみましょう。
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