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■景気がいい時に、会社はつぶれる★お金で苦労しないためには、慶賀いい時こそ気をつけること 会社は、景気が悪い時に倒産するのではありません。 景気がいい時に、倒産するのです。 たとえば、お店の売り上げがどんどん伸びている時、そのお店は倒産の危険もあると考えていいでしょう。 景気がいいと、従業員を増やしてしまうのです。 新しい機械も購入するでしょう。 つい、今の景気がずっと続くような気がしてしまうからです。 「これだけ商品が売れているのだから、新しい機械を入れてもっと商品を作れば、もっと利益が出て、機械への投資分ぐらいはあっという間に取り戻せる」と、経営者は考えます。 設備投資をするのは、必ず商売がうまくいっているピークの時なのです。 ところが、ピークを過ぎる時が必ず来ます。 商売をする時に一番大事なことは、まず、固定費を上げないことです。 100個売れようが、1000個売れようが、固定費は同じです。 家賃は固定費です。 賃貸料の高い店舗を借りると、ピークを過ぎた時、店は持ちません。 お客さんが100人来ようが、1000人来ようが、同じだけの家賃がかかるのです。 同様に、商品を100個作ろうが、1000個作ろうが機会の値段は同じです。 景気がよくなると、たくさん売って儲けようと思うから、ついもっと大きな機械を買ってしまう。 その機械の支払いを終える前にブームが過ぎてしまったら、もう売れないわけです。 結果、利益も出ないのに、高い固定費だけを支払い続けることになるでしょう。 利益とは、「(単価×販売数)−材料費−固定費」です。 単価も販売数も材料費も、景気の動向にしたがって変えることができます。 ですが、固定費は、そんなわけにはいきません。 いつ度上げてしまうと、臨機応変に変えることができないのです。 不景気だから商売のスケールを縮小して、販売数を減らし、材料費を安く抑えようとしても、固定費だけは元のままです。 結果、売り上げの中に固定費の占める割合が高くなり、利益が出なくなります。 それが首をしめるのです。 景気がいい時に、設備投資をして固定費を上げてしまうと、会社はつぶれます。 景気が悪くなってもやっていけるように、固定費を上げないことが、商売のコツなのです。 |
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