■中流の小金持ちが、一番欲深い

★お金で苦労しないためには、小金もちにならないこと

もっとも詐欺にかかりやすいのは、小金を持っている、いわゆる「中流」の人たちです。
もっともお金で苦労するのも、この人たちです。
大金持ちは、お金なんていくらでも入ってくるから、お金で苦労はしません。

お金には、「あるところに集まる」という大原則があります。
元でを持っている人の勝ちです。
ギャンブルでも、元での大きい人間が必ず勝ちます。
ギャンブルはお金のやり取りです。

ギャンブルは、継続した者が勝つようになっています。
お金がなくなった人間は、そこでストップしなければなりません。
資金が途中で切れてしまえば、負けた分を取り返すことはできません。
継続できるお金を持っている者が残ります。

だから、お金持ちの勝ちに決まっています。
一方で、本当に貧乏な人は、お金ではいっさい苦労しません。
全然ないから、ないものをとられることもありません。
これほど幸せなことはないでしょう。

お金で苦労したくないなら、ゼロになることです。
失うものがなければ、苦労はありません。
逆に、いつ版苦労しているのが、お金持ちと貧乏の間の小金もちです。
小金もちは、お金に対して一番汚いところがあります。

欲が出るからです。
お金持ちは強欲だというのはウソです。
お金が余っているから、もっと欲しいという感覚はありません。
お金の全然ない人も、欲はありません。

少々もらっても、焼け石に水だからです。
小金を持っている人が一番、詐欺にはまりやすいのです。
詐欺事件での被害額は、1000万円単位です。
不思議なことに、200万円の詐欺が多い。
200万円がちょうといい数字なのかもしれません。

普通のサラリーマンの奥さんのへそくりなら、何十万円という程度です。
詐欺師がもっとも狙いやすいのは、数百万円という貯金を持つお年寄りです。
この人たちが、「もっとお金を増やしたい」と思っている人たちです。
ただ銀行に預けているだけでなく、もうちょっとうまく運用して儲けたい。

海外旅行にでも行けるぐらいのおこづかいができればいいな、というした心があります。
それで、だまされて投資してしまうのです。
あなたが今、お金で苦労していると感じるなら、それは中途半端に持ちすぎているということです。

今よりもっとたくさん持とうとして、苦しんでいるわけです。
大金持ちになろうとするのは、よほどの精神力がないとムリです。
逆に辛いことが多くなります。

そういう人は、大金持ちになれなくても、大金持ちの気分でいられるような金銭哲学を持てばいいのです。
あなたが今、お金で苦労しているなら、「もう自分は貧乏ではない」という余裕を持つことが大事です。

お金で苦労する人かどうかの見極め方
	お金の増える人・減る人は人生観の違いがある
★ 1ヶ月で20万円で暮らせない人は、20万円を扱えない人 ★バイキング料理を食べに行くと、その人の金銭感覚がわかる ★借りる時は「神様」とあがめられ、返済を迫ると「悪魔」とののしられる ★儲けすぎると、どこかに落とし穴がある ★人がお金を貸すのは返済能力ではなく、取立て能力があるからだ ★景気がいい時に、会社はつぶれる ★在庫を持つぐらいなら、タダで配るほうがまし ★倒産するのは借金ではなく、夫婦仲が悪くなった時 ★おいしい話をされたら、なぜ、その人がやらないのかを考える ★中流の小金持ちが、一番欲深い ★最初らギャンブルで勝った人は、破産する ★モノの値段には勉強代・演出料・満足料・授業料が入っている