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■借りる時は「神様」とあがめられ、返済を迫ると「悪魔」とののしられる
★お金で苦労しないためには、困っている人にはお金より知恵を貸そう
お金を借りる時は、相手のことを「神様、仏様」と言ってあがめます。
ですが、そう思うのは、その瞬間だけです。
貸す側は、「あいつに貸してあるから、自分が困った時は返してもらえるだろう」と思っています。
「貸してあったよね。返してよ」と言えば、すぐ返してくれるものと思い込んでいるのです。
もちろん、「返してください」と言う時には、余裕があってそう言っているわけではありません。
貸す側もギリギリの予算の中で貸しているから、「この間貸したお金だけど、返してももらえないかな。こっちもちょっと要りようなんだ」と返しにもらいに行く。
すると、相手は急に「なんて冷たいヤツだ」という顔をするでしょう。
人間は、取立てに来る人のことは、必ず「鬼」だと解釈するものです。
自分が借りていることは、もうどこかへ忘れ去ってしまっているのです。
「鬼が取り立てに来た」と思ってしまうわけです。
お金を貸してくれた一瞬は「神様」になっても、その後、返しにもらいに行った時点で、貸した人間は借りた人間にとって「悪魔」に変身してしまいます。
「神様」と思い込んでいるのは、貸した本人だけです。
たとえば、悪質な金融ローン会社に追い込まれて困っている友だちがいたら、お金を貸すよりも、知恵と知識でアドバイスしてあげるほうが大事です。
お金で人を助けることは、絶対にできないのです。
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