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■お金持ちは「・・さえあれば」という逃げ道を作らないダメ人間が、よく使う常套手段が、「・・さえあれば」という言葉です。 もし、「オレがお金持ちの家に生まれてさえいれば、今ごろ、家の金を活用して起業していただろう」という言い訳をする人を、よく見かけますが、こういう人間は典型的なダメ人間の思考です。 お金がない人というのは、えてして「○○がないからダメなんだ」「○○さえあればなぁ」という、自分に足りないものに目を向けがちです。 「オレにもう少し才能があれば・・」 「オレに学歴があれば・・」 「オレが二枚目に生まれていれば・・」 こういう言い訳思考の考えでは、「だからなんとかしよう、そのためにはこうすればいいのではないか」などという具体的な対策や行動につながることがないのです。 言い訳人間は、自分の現在の状況を嘆くだけで、ポジティブな考え方がなく、すべてがマイナス思考に向かってしまうのです。 お金持ちの思考は、「ないものはない」ということを前提に、「それでは、今後、どういう対策を取れば現在の現状を打破することができるのか」という意識を持ちます。つまり、「ない」ということが、逆境を跳ね返す原動力となっているのです。 ある心理学者の研究では、「お金さえあれば、オレはハッピーになれる」「恋人さえできれば、人生は楽しいのに」というような発想の人は、物事に後悔しやすく、また落ち込みやすいという報告もなされています。 だいたい、「○○さえあれば」と言っている人間にかぎって、その何かが手に入ったら、次の足りない何かを探し出してきて、また「あれさえあれば・・」と言い出すものです。つまり、足りないものを探すのは、行動できない自分を慰めるための免罪符としての働きをしているのです。 こういうタイプは、いつまでたっても満足できず、後悔しやすく、落ち込みやすく、自分に自信が持てません。 「あれがない、これがない」と文句ばかり言う人は、いつまでたっても、最初の一歩が踏み出せず、現状維持から一歩も脱却することができません。まだ、後退していく可能性のほうが高いでしょう。 まずは、与えられた自分の環境の良い点、また自分の持って生まれた素質才能を早く見つけだし、それらを活用することで、新しい一歩を踏み出しましょう。 |
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