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■して良い借金と、してはいけない借金がある借金と聞くだけで、嫌悪感の生じる人もいますが、それは「借金をする」→「給料の範囲内で生活していない」→「ギャンブルなどで浪費した」というイメージが湧くからでしょう。 しかし、会社にしても個人にしても借金がゼロの人は、まずはいないでしょうし、儲かっている会社なら大概大きな借金を抱えており、特に優良企業ほど、銀行と上手に付き合って、借金をしながら、次の投資を考えているものです。 ここで大切なことは、「しても良い借金」と「してはいけない借金」があるということです。 たとえば、ギャンブルとか酒が好きで、遊興費や生活費のために、消費者金融から何万円もお金を借りるようなことは、「してはいけない借金」です。 「しても良い借金」とは、住宅ローンとか、資格取得のための借金、あるいは学資ローンなどであり、これらは将来に対する投資であり、特に住宅ローンなどは家賃などと違って自分の資産に対する借金であるので、悪い借金ではありません。 多くのサラリーマンは住宅ローンの返済で大変な思いをしてはいますが、家屋や土地は立派な資産であり、先行投資のための返済ですので、企業が先行投資する考え方と同じです。 もちろん、そこには金利の問題や資産価値の増減などリスク管理も必要ですが、パーッと遊興費を使うための借金などとは比較にならないほど有意義なお金であることは間違いありません。 ここで既にお分かりのように、「しても良い借金」は将来の投資であり、自分に戻ってきますが、「して悪い借金」は、自分の享楽欲求を満たすだけで、後で何も残りません。ただし借金と後悔の念だけは残ります。 ですから、「借金」そのものを悪いとは取らず、いかに賢く生活に取り入れ資産を殖やしていくことも大切です。 |
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