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■興味がないものには手を出すなお金持ちになりたいという人なら、毎日、「ああしたらもっと儲かるのではないか」といろいろと思いを巡らしているのではないでしょうか。 でも、「儲ける」ことだけ考えていると、目先の利益にとらわれすぎて、あまりいいアイディアは浮かんでこないものです。いいアイディアは、自分が楽しんでいるときでないと出ません。 「楽しそうだから」「面白そうだから」「興味があるから」と思って一心に何かをしているときに、ふといいアイディアがインスピレーションのように天から降りてくるものです。 ですから、いくらお金持ちになりたいからといっても、最初から損得だけを考えて打算的に走らないことです。 これらのことは、心理学において、創造性と報酬の関係を確かめるための実験で証明されています。その実験とは、次のような条件を作って大学生にたくさんのアイディアを出させたのです。 @グループ 面白いアイディアを出しても報酬ゼロ Aグループ 面白いアイディアを出したら、学業成績に10点のボーナス Bグループ 面白いアイディアを出したら、学業成績に40点のボーナス Cグループ 面白いアイディアを出したら、学業成績に80点のボーナス ふつうに考えますと、Cグループが成績にボーナス点も多いので、いいアイディアを出したのではないカト思われますが、そうじゃなかったのです。 結果は、報酬ゼロの@グループであり、一番創造的なアイディアが出されたとのことです。成績を上げてもらえるという打算的な考えでは、かえって発想が貧困になってしまうようです。 ですから、新商品開発のためにいいアイディアを出したら懸賞金を出すといって、社員を鼓舞しても、あまり効果は期待できないということです。 仕事でやらされているという意識が先に立って、ユニークな発想が縛られてしまうからです。報奨金なんかなくても「こうやったら面白いんじゃないか」と考える人のほうが、オリジナリティのあるアイディアを次々出せるものです。 「アイディアを出すこと自体を楽しもう」という気持ちがあれば、アイディアの泉が枯れてしまうことはなく、いつまでもコンコンと湧き出るでしょう。 そして、気がついたら、お金持ちになっていたというのが自然なのです。 |
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