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■お金の価値は、働いて得た1万円も、拾った1万円も同じ価値だイチロウ選手は、試合に出るたびに、ヒットを毎回打って量産していますが、それでも年間200本目のヒットとなりますと、これまでのヒットとは全然重みが違い、歴史に名を刻むヒットになる可能性があり、「同じ一本のヒットではない」ですね。 一本のヒットの価値は、本人にとっても、また観戦している人にとっても同じ価値には見えない場合がありますが、ことお金に関しては、同じようには言えません。 たとえば、あなたが汗と涙と努力によって稼いだ1万円と、道ばたで偶然拾った1万円も、どんなにあがいても1万円は1万円の値打ちしかありません。それ以上でそれ以下でもありません。 「あなたが昼夜の別なく、昼はバイトにいそしみ、夜は夜でスナックで働くなど苦労に苦労を重ねて得たお金を、無駄な出費を極限まで切りつめ、そして節約を重ね、やっと100万円が貯めたと思いきや、その100万円を一晩で気前よく使った」と聞け、何でそんな馬鹿なことをしたのだろうと、普通の人は思うでしょう。 ですが、ここで大事なのは、その100万円をどのように貯めたかではなく、その100万円をどのように使ったかということです。 なぜなら、その100万円は将来、事業を起こす際の投資に使ったのか、あるいは、その100万円は人を助けるために使ったのかの、あるいは会社の命運を分ける出費かもしれません。決して無駄遣いとは言えない使い方もあるのです。 「苦労して貯めたお金なのだから大事に使うべきだ」という考え方は、お金を自分が支配していると思っていても、本当はお金に支配されているとも考えられます。 要は、そのお金の使い方が大切なのであって、貯め方ではありませんよ。 |
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