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■お金持ちは「すべての責任は自分にある」と考える先ほどは、お金持ちになるためには、お金のことで頭をいっぱいにし、信じた道を突っ走れと説明しましたが、それでも挫折して失敗することは、誰にでもあります。 ですから、失敗が起きてしまうのは仕方がありません。100パーセント成功するという保証などどこにもありません。問題は、失敗したときに、その原因をどこに求めるかなのです。 エジソンは電気のフィラメントを発明するのに、1万回ほど失敗したといいます。周囲の人は、そんなに失敗してもやり続けているエジソンを見て、気でも狂ってしまったのかと思ったようです。 でも、当の本人は、平然と実験をやり続けたようですが、エジソンにとっては、1万回失敗したなどとは考えなかったのです。このやり方ではダメだったということを発見できて喜んだそうです。彼にとっては失敗という言葉はなく、新しい発見だったのです。 お金持ちになるのも同じような考え方が大切で、どんなに失敗しても、だれかの責任にするのではなく、すべての責任は自分にあると素直に考えて、それに対処するための方策を考え出すことが大切なのです。 たとえば、あなたの手がけたある新規事業が失敗したとしましょう。どういう考えが頭に浮かぶでしょうか。 「銀行が自分の思っていただけの資金を融資してくれなかったからだ」 「従業員の能力を十分に発揮しなかったら、失敗したのだ」 と、いろいろ理由を思いつくでしょうが、そのような理由ばかりが思いつくようだと、お金持ちへの道からは外れてわき道に入っていることになります。 こういう理由は、すべて自分の責任を回避している考えで、「他人」に責任を転嫁しているのです。 他人のせいにすれば、自分が傷つかずにすみ、気持ちが楽にはなるでしょう。 でも、こういう発想からは、今後の改善策が出てこないのです。なぜなら、自分の責任でないと思えば、自分を変える必要がなくなるからです。 もし、銀行があなたの思っていただけの融資をしてくれなかったのなら、「自分の新規事業の企画の説明が足りなかったので、銀行は腰が引けたのだ」と考えるようでないとダメです。 こうやって自己責任を明確にすれば、改善へのアイディアもどんどん湧いてきます。 「今度は、銀行のほうが借りてください、と言ってくれるような完璧な事業計画を作成して説得しに行こう」などなど。 つまり「自分に問題があったのだ」と考えれば、その改善の方法を見つけ、実行に移すことができます。 これがお金持ちへのステップアップになるのです。 |
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