■株式投資の第一歩は、証券会社へ

一般の人にとって証券会社は利用しにくいと考えておられる方も多いようですね。

別に証券会社へ足を運んでも、あなたのお金が奪われるわけでもないし、損させられるわけでもありません。

普通に銀行に行くのと同じ感覚でよいでしょう。

また、いきなり株を買う必要もありません。

まずは、「口座」を作るだけでいいのです。

口座というのは、文字通り銀行の普通預金口座と同じようなものです。

その口座に入金しておけば、これから取引するときに、必要な売買代金や手数料などが引き落とされる仕組みになっています。

開設に必要なものは、身分を証明するものと、印鑑だけです。

この証券会社の口座が意外と便利です。

証券総合口座とは、MRF（マネー・リザーブ・ファンド）に様々なサービスを付加したものです。

MRFは元本の安全性と利回りの安定性が高く、1円からの買い付け・換金が可能ということで、銀行の普通預金に相当する機能があります。

また利回りは普通預金と比べて高く、現在のところ、このMRFに有価証券の売買代金の受け払いなどの機能がついている他、カード利用代金の引き落としがついているケースもあります。

また、将来的には、公共料金の引き落としなどの機能も付加されることが期待されるところです。

なお、証券会社に出入りするのは、やや気が引けるという人は、オンラインで口座を開くことも可能です。

最近は多くの証券会社でインターネットを利用した「ホームトレード」などのサービスを 行っているし、中にはオンライン取引専門の証券会社もあります。

オンラインで口座を開設するときには、ホームページで書類を取り寄せ、必要事項を記入・捺印して、身分証明書のコピーを同封して郵送します。するとだいたい１〜２週間で口座が開設されるようです。

担当者と顔を合わすのがわずらわしいとか、あれ買え、これ買えなどという勧誘なども苦手な人はぜひ利用してみよう。