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■気の長い人は株式累積投資(るいとう)だ「るいとう」とは、指定した銘柄を毎月1万円から千円単位で購入し、積み立てる仕組みです。正式には「株式累積投資」といいます。 配当は自動的に再投資される仕組みで、持株数が単位株に達すれば、名義書換により株主としての権利を行使することができ、株主総会に出たり、株主優待が受けられるのです。 毎月一定金額で同じ銘柄を購入する投資方法を、「ドルコスト平均法」といいます。 ドルコスト平均法とは… "債券や株式の価格は常に変動するもの"ということを利用したもので、定期的に定額を特定の商品に投資すると、価格が高い時には少ない口数を、価格が安い時には多くの口数を購入することになり投資コストは安定するというものです。 結果、平均購入代金を低く抑えられるというものです。 もう少し、何が得かということを平たく言えば、まず、1万円という比較的少ない予算で始められるため、タネ銭作りの真っ最中という人でも参加できることと、そして「買いどきを分散する」ということで、リスクを軽減することができるということです。 さらに具体的に説明しますと、A社の株を毎月1万円分だけ買うということは、月によって買える株の量が違うということです。株価が1000円なら10株買えますが、2000円に上がれば5株しか買えません。 逆に500円に下がったときには、20株買えるということです。株は値が下がったときに買うのが鉄則だから、値段の上下に合わせて自動的にベストに近い買い方を選んでくれるということです。 株式には難平買い(ナンピン買い)ということばがありますが、これは下がって行けば行くほど、買い増していって、購入価格の平均単価を下げていく方法です。 ちょうど「るいとう」もこの方式を自動的に採用しているといえるでしょう。 たとえば500円の株価を1000株買い、株価が半値の250円になったときに2000株を買い足したとしよう。 もし、買い足さずに、500円の株価が250円まで下がった時点で売ったとすれば、50万円−25万円=25万円の損失になりますが、これを250円になった時点で2000株買い足しておいて、株価が350円まで回復して売ったなら、損失がゼロになるということです。 なぜなら、これまで、3000株を買って100万円を注ぎ込んでいるわけですから、350円になった時点で売れば、350円×3000株=105万円になるからです。 最後に、株式累積投資では、単位株になるまで投資するのがコツ。 |
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