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■上昇銘柄の発見は赤ん坊を見て将来の美人を当てるのと同じ株式会社ファーストリテイリングという親会社の名前は知らなくても、「UNIQLO」といえば、知らない人はいないでしょう。 このユニクロは現在、正式には株式会社ユニクロですが、略して「ユニクロ」と呼ばれ創立は1974年9月2日です。 もちろん業種は、小売業で衣料品の商品企画・生産・物流・販売 (SPA)を扱っており、資本金 10億円、売上高 3,936億円(2006年8月期)、従業員数 1733人という大企業です。主要株主は株式会社ファーストリテイリングとなっています。 今でこそ誰もが知っている「ブランド」に成長し、一時は商品が手に入らないほどの人気となったユニクロですが、名前が知られるようになったのは、ほんの10年前のことです。 それ以前のユニクロは「野暮ったいけど、丈夫で安い田舎の洋服屋」みたいなイメージでしたが、それ以前からも「ユニクロって、結構センスがいいよね」と思ってユニクロブランドを愛用していた人は必ずいるものです。 ユニクロが創立された当初の、人間で言えば赤ん坊の頃に、この会社はつぶれずに成長していることと、まあまあ良いセンスの商品を売っていることから、ひょっとして伸びるのではないかなあと、ピンと来た人もいたはずです。 みなさんがユニクロを買うようになったのは、おそらくYUMINGとかのフリースのCMを見てからじゃないでしょうか。 まずは、株式会社ファーストリテイリングの株価の移り変わりをみてください。 ユニクロがまだ田舎の洋服屋だった頃の1999年1月には、わずか2000円。それがフリースでブレイクするとわずか1年半後に1万円を突破。 2010年1月13日の終値では16010円となっています。 この間にすでに8倍になっていますが、それまでの株式分割等も考慮すれば、株価は4万円以上にも相当し、実質的値上がりは20倍といったところでしょうか。 これで、どうやったら株で儲けられるか、わかったでしょう。 1999年にフリースを発売される前の段階で、「ユニクロってセンスがいいよね」と思った人が儲けられる人です。 現在、フリースを買うために、わざわざ出かけて超混雑の中で、探し回っているような人は儲けられない人です。 要は、赤ん坊の中から、将来の美人を見つけるようなものです。 (ユニクロの参考) 1997年頃からアメリカの衣料品小売店であるGAP(ギャップ)をモデルとした製造型小売業(SPA)への事業転換を進め経済の状況にマッチした低価格・高品質商品の展開、また広告代理店と提携、クリエイティブディレクターにタナカノリユキを招き明確なメッセージを発信したPRなど戦略を次々と刷新。そして1998年、2 - 3万枚売ればヒットと言われるフリースを目標200万枚、1999年には850万枚でいずれも完売。2000年秋冬にはCMモデルに松任谷由実らを起用し51色に展開、2600万枚という驚異的セールスを樹立した。この現象は「フリース旋風」と評され衣料品流通業の革命を席巻し社会現象を起こす。2001年8月期には売上、経常利益ともピークに達し英国へ進出した。 |
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