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■短期売買と長期保有の両方で勝負いよいよ株の売買ですが、ここで悩むのが何の銘柄(企業)を買うかだ。どの銘柄を買うかによっては、短期的には天国と地獄の差が生じますので、よほど研究する必要があるでしょう。 ただ研究したからそれだけで勝てるというものではなく、やはり運不運が大きく作用するのも事実ではないかと私自身は考えています。 ちょうど、パチンコホールへ出かけて席の空いている台が2台あったとして、どちらの台に座るかによって天国と地獄の差があるようなものです。 まず、どの銘柄を買うかですが、なにぶん銘柄は相当あります。 東証だけでも一部に1728、二部に475、マザーズに198あり、国内株だけでも合わせて2400ほどの銘柄が公開されている始末です。 じつは、どんなに研究しても「確実に儲かる株を選ぶ方法などはない」というのが正解で、もし、勝てる方法があるというのなら、ノーベル賞ものですよ。 初心者の方は、このことをまず、頭に叩き込んでおいてください。 なぜなら、初心者の投資家が証券会社に足を運ぼうものなら、担当者は「この株は、確実に上がりますよ」というようなことを平気で自信たっぷりに断言して勧誘しますので、そのあたりは適当に聞いておくぐらいで良いでしょう。 株の大原則は、すべて自分の意志で決めることで、経済誌で取り上げられていたとか、友達が勧めたからというのは絶対ダメ。 なぜなら、あとあとまで友達を怨みに思い、人間関係も破綻しかねないからです。命の次に大事なお金を失うことになるわけですから。 株の売買は、すべて自分が決定し、得も損も、自己決断の結果だと割りきる気持ちが大切で、そのルールに従えない人は、最初からすべきではありません。 それでは、なにを買うかということですが、基本的には、自分が興味をもっている業種から入るのが良いでしょう。 興味があるということは、その企業の製品に対して関心があるわけですから、その製品の他社との比較もでき、これから伸びる企業かどうかということも、何となく直感で分かるでしょうから。 それと次に大切なことは、株式投資の儲けは売却益だけではありません。 所定の基準日に株を持っていれば、配当や株主優待(その会社の商品やギフト券がもらえる特典)を得ることができるのです。 特に初めて株式投資をするような場合には、持ち金の半分は短期の売買益を狙い、あとの半分は、長期保有のための株を買うなどして、分散投資をするのも良いでしょう。 |
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