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■ハンコを押してはいけない★お金で苦労しないためには、気軽にハンコを押さない 日本は、サインではなくハンコの社会です。 ところが、親は子供にハンコの怖さをまったく教えていません。 親自身も、ハンコの怖さを認識していない人がたくさんいます。 サラリーマンも、ハンコの怖さを知りません。 商売人は、ハンコの怖さがよくわかっています。 ハンコで手形が一つ飛んだり飛ばなかったり、会社が飛んだり飛ばなかったりするからです。 ハンコの怖さを知らない人は、なんでもかんでも平気でハンコを押してしまいます。ハンコを押したら、その証文を認めたことになるのです。 手形に対してなら、誰もが神経質になります。 「これは危ないかもしれない」と、身構えるのです。 ですが、たとえばキティちゃんの絵がついたノートの切れ端にチョコチョコとメモを書かれて、「とりあえずここに、三文判でいいから押しておいて」と言われたら、軽い気持ちで押してしまいます。 でも、これで十分、公正証書として成立するのです。 ハンコを白い紙に押してしまって、そこにあとから何か書き込まれたら、取り返しがつきません。 契約書などの書類に記入する時、「捨印」と書いてあるところに、すぐにハンコを押してしまっていませんか。 「捨印」と書いてある用紙にでも、「ここはなぜ押さなくてはいけないの?」と聞くべきです。ハンコの怖さを知らない人は、「どこへ押せばいいのですか?」と相手に聞いてしまいます。これはダメです。 いいハンコは、手に持った時にどちらが上か下かわかりません。 安物のハンコには、どちらが上なのか示す印がついています。それを見ながら押せば、正しく押せますから、使う時に何も考える必要がありません。 どちらが上かわかるような、インクつきのハンコは、すぐにポンと押してしまうことになります。 ですが、いいハンコは、上下の印が外側にはついていません。 だから、ハンコを押す直前、上下をクルクル回転させて、「本当に押していいのだろうか」と一瞬考えます。 商売人のハンコは、上下がわからないようになっています。 押す前に、一拍待つようにできているのです。
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