■カードを投げて渡す人は、お金で苦労する

★お金で苦労しないためには、お札やカードを投げないこと

支払いをする時、現金なら丁寧に渡す人でも、カードになると丁寧に扱えない人がいます。
お金を投げて渡す人は、あまりいないでしょうが、カードだと、無意識に投げてしまう人がいます。カードを投げて渡す人を見ると、気の毒に思います。

カードを投げつけられている人が気の毒というより、投げている人が気の毒なのです。ああ、この人はサラリーマンの家に育って、子供の時にお金を持たせてもらわないでそだってきたんだな、というのがよくわかります。

お金をたくさん持っているということよりも、お金をきちんと扱えるほうが大事です。カードを投げて渡す人は、必ずどこかで、お金に仕返しを受けてしまいます。お金やカードを丁寧に渡すということは、ただお金を大切にするということではありません。

お金の向こうにいる人に対して、愛情を注ぐということなのです。
現金の受け渡しの時、お札の上に硬貨を載せたりすると、受け取るのが難しい。
タクシーの場合、それに領収書がはさまってくる。受け取る側も、車から降りようとしているから、なお難しさがあります。

傘なんか盛っていたら、最悪です。
そんな時でも、「ありがとう」の気持ちをこめて、お互いにしっかり受け渡すことです。
おつりの渡し方や、受け取り方に関するマニュアルは何もありませんが、おつりの渡し方がヘタな店員さんがいた時、誰でもちょっとムッとしてしまうはずです。

それと同じで、受け取り方がヘタなお客さんには、店員さんのほうもきっとムッとしているのです。往々にして、受け取る時は慎重に受け取っても、払う時にはぞんざいになりがちです。

たとえば、映画館の窓口で、お札が風で飛ぶ可能性があるのに、カウンターの上においたりします。
もし、このお金が風で飛んだら、誰の責任でしょうか。
お店の人は、手の離せない作業をしていることが多いわけですから、それはあなたの責任なのです。

そう考えると、お金にまつわる話は、経済の話ではなく、実は人間に対する思いやりの話だということがわかるでしょう。

お金で苦労する人かどうかの見極め方
	お金の扱い方で人間性が出る
★小銭の扱い方でその人の品性が出る ★小銭を扱う仕事をしている人は、人に対して優しい ★カードを投げて渡す人は、お金で苦労する ★お金のやりとりで、人間の本音が見える ★共同経営は、お金と友人の二つを失う ★お金をなくしても、友だちをなくしてはいけない ★ハンコを押してはいけない ★借りた人ではなく、保証人が地獄に落ちる ★1回は貸してくれても、2回目は貸してくれない ★一度お金を貸した相手は、一生借りに来る