|
■お金のやりとりで、人間の本音が見える★お金で苦労しないために、自分なりの金銭哲学を持つ 人間の本音が一番見えるのは、お金に関するトラブルが起きたときです。 普段は精神力が強いように見える人でも、いざお金のトラブルが起こると、がっくり弱くなることがあります。 借金に追われている人にとって、支払日の前日が、一番つらい。 支払日になってしまえば、逆に開き直って落ち着くのです。 支払日の前日に、その人の精神力の強さがわかります。 友人との関係がホンモノであるかどうかも、お金のやりとりが間に入ってきたときに初めてわかります。お金が間に入ってきても関係が崩れないのがホンモノと友情です。お金の貸し借りをした時に、初めて相手の本音がわかります。 前に5万円貸した相手に、今回も3万円貸したとします。 借りた相手が、今回も同じように5万円を貸してもらえると見込んでいて、「お前はケチだ」と非難めいたことを言うなら、それが相手の本音です。 お金は、人間の一番本質的なところをあらわします。だから、自分なりに金銭哲学を持ち、それを磨いていかなくてはなりません。 金銭哲学を持つということは、決して守銭奴になるということではありません。浪費家になることでも、偽善家になることでもありません。 あなたの絵に対する美意識はこうだ、好きな音楽はこうだというのと同じように、お金に対しての哲学、お金に対しての美意識を持つことです。その美意識は、お金の使い方、時間の使い方、人との接し方など、すべてに共通しています。 お金に対して自分なりの哲学を持ち、お金と自分は対等の関係だと割り切って生きていくことができれば、お金で苦労することはなくなります。 お金をたくさん持っていようが、少なかろうが、お金で苦労しないことが、人生では一番大事です。 親子の間でも、お金についてもっと議論しなくてはいけません。 お父さんが死んだ時、相続をどうするかという問題を、生きている間から親子で話し合っている家庭は、遺産相続でもめたりしません。 ところが、「遺産の話なんて縁起でもない」と言っている家にかぎって、いざ親が亡くなると、遺産の取りあいが子供たちの間で始まるのです。
|
|
|||||||||
Copyright(c)2014 お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策 all rights reserved. |