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■お金の使い方を知らないうちに、クレジットカードを持つと失敗★子供がお金で苦労しないためには、カードの前に金銭感覚を持たせよう 高校生にクレジットカードを持たせている親がいます。 もちろん、本人にはまだカード会社との契約はできませんから、ファミリーカードです。 親のクレジットカードを、子供に持たせているわけです。 「何か問題が起きて、お金が必要になった時、困らないために」と言うのですが、この親の考え方は完全に間違っています。 たかだか高校生では、何か問題が生じたとしても、クレジットカードが必要になるほどのお金は要りません。 それなら、現金で渡しておくほうがいいのです。 どんなにお金持ちでも、1万円札を平気でビリビリ破ることのできる人間はいません。 感覚としては、それほど現金というものは重くて、ないがしろにできないものです。 現金を持つトレーニングを受けないで、早いうちにカードの世界に入ってしまう。 すると、その子供の金銭感覚は、いつまでも痛みを伴わないまま、金額だけがどんどん大きくなってしまいます。 しかも、そのクレジットカードの支払いは、自分ではなくて親がするとなると、その子の金銭感覚はますます麻痺していきます。 早いうちに、お金に伴う痛みを経験しておかないといけません。 現金を子供に持たせて、もし詐欺にあったら、こう考えることです。 「ああ、今詐欺にあってだまされてよかった。ここで経験しないで10年たって経験したら、きっとこれ以上に大きな被害額になっていただろう」 東京の人より関西人の金銭感覚が磨かれているのは、子供の時からお金を持たされているからです。 「これで○○を買っておいで」と子供が親からお使いを頼まれ、現金を持たされて、うまく買い物をしたら、おつりが自分のものになります。 こういうような経験を重ねるうちに、どうすれば物を安く変えるのか、値切り交渉がうまくできるのか、いいモノが買えるのか、という感覚が磨かれていくのです。 子供がお使いに行く時は、必ず手に現金を握りしめています。 この感覚が大事です。 子供は必ず、一度はお金を落とすという経験をします。 お金を落とした時の大変さ、お金を落とした時のピンチをどう乗り切るかを経験することで、子供は成長していきます。 「落とすから子供にはお金を持たせない」と言っていると、いつまでたってもそのピンチを乗り切る根性を身につけることができません。
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