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■親が助ければ助けるほど、子供の金銭感覚はなくなる★子供がお金で苦労しないためには、子供の仕送りはやめる 子供の金銭感覚をダメにする方法は、簡単です。 とにかく親が援助することです。 子供のお金が足りなくなった時、親がとにかくどんどん援助していけば、子供の金銭感覚は必ず麻痺するでしょう。 やがて、確実に、自己破産に追い込まれるのです。 日本の親は、子供が小さい頃は極力お金を渡しません。 子供時代に現金を持たせなかった代わりに、結婚してからどんどん仕送りをします。 孫はかわいいから、孫のためにお金を出すのです。 孫が生まれた時から、親は金銭的に子供を助けてあげるようになるのです。 金銭的に助けてもらっていると、しだいに予算の感覚がなくなってきます。 たとえば、夫婦共働きで、月々に入ってくる現金が30万円だったら、その30万円で、親子4人がどうやって食べていこうかと考えていきます。 そこで金銭感覚が磨かれてくるのです。 ところが、「これでは足りないから、あと5万円だけ援助して」と親に言うと、親は「5万円ぐらいだったらいいよ」と、安易な気持ちで貸してしまいます。 この時、親は子供の金銭感覚を麻痺させているのです。 子供がせっかく1ヶ月30万円で、親子4人なんとか暮らしていこうとしているにもかかわらず、そこへ手を差し伸べると、親が子供をダメにすることになります。 親より子供が先に死ぬのなら、かまいませんが、先に死んでしまうのは親なのです。 親が死んだ時に、子供たちは自己破産します。 子供たちは、自分の力でなんとかしようという感覚がないまま大人になってしまっているから、親が払えなくなった段階で、破産に追い込まれるわけです。 限られた予算の中で、「もうこれ以上はない」と思わないかぎり、人間は真剣に考えません。 また、「実家に行けば、いくらか援助してもらえる」と思っているうちは、絶対にダメです。 親が子供のためによかれと思って愛情でやっていることが、実は一番子供をダメにしているのです。 困っている人にお金を貸してあげることは、思いやりではありません。 実は、ただの自己満足です。 相手にとっては、悪魔のような仕打ちです。 人間は、足りなくなってはじめて、どうやって切り詰めていこうか、どうやって少しでも収入を増やしていこうかと考えるのです。 振ればいくらでもお金の出てくる「打ち出の小槌」があるうちは、その人の金銭感覚は絶対に磨かれません。
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