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■損を取り返そうとする人が、一番だまされる★お金で苦労しないためには、損を取り返そうとするのはやめよう 詐欺にかかる人は、絶対に1回では終わりません。 10回でも20回でも、繰り返しかかるのです。 1回詐欺にかかったら、懲りればいいのに、学習すればいいのにと思いますが、大人になってからは、もう金銭感覚は磨けません。 たとえば、100万円をだまし取られたとします。 その100万円が、不労所得などで、楽して稼いだお金ならまだいいのです。 苦労して稼いだ人ほど、その100万円を稼ぐのに、いかに汗水垂らして頑張ったかが記憶に焼きついています。 だから、なんとかその100万円を、自力で取り返そうとするのです。 そんな時に、詐欺の集団が弁護士のようなふりをして、「あなたの100万円を取り返してあげます。その手数料として○○万円、納めてください」と必ず来るのです。 第三者から見ると、こんなものは詐欺だとすぐにわかります。 ですが、だまされた人にとっては、本当に取り返してくれそうな気持ちがするのです。 早く取り返さなくてはいけないと思っているから、ついその手数料を払ってしまうのです。 またそれが、最初にだましたのと同じ詐欺グループの犯行だったりします。 最初にだましたグループと、あとから「お金を取り返してあげよう」と言う人は、同じ仲間なのです。 一度だまされている人間ほど、だましやすい人はいません。 一度被害者になると、その被害額をなんとか取り返そうと思っているので、永遠に被害者になってしまうのです。 一度だまされたら、だましとられたお金を授業料だと考えればいいのです。 授業料が他かければ高いほど、重要なことを肌身にしみて学べます。 授業料だと思って、損切りすることです。 100万円を損したら、その損を100万円で止めることが大事です。 損をしたら、次に考えるべきことは、その100万円を取り返すことでは決してありません。取り返すことは絶対に不可能なのです。 授業料と割り切った人は、100万円以上は損しません。 できれば早く授業料を払って、金銭感覚を身につけておくことが大事です。 だまされたか、だまされなかったかが問題なのではありません。 すべての人が1回ぐらいはだまされるのです。 だまされるのが1回で終わる人と、永遠にだまれ続ける人と、2通りいるのです。 そのどちらになるかが問題なのです。 損切りをして、授業料だと割り切って諦めた人が、「もう二度とだまされない人」になるのです。
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