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■借金に弱い人ほど、早く返そうとする★お金で苦労しないためには、ローンは長期で組んで短期で返そう 借金は精神的なプレッシャーになります。 だから、サラリーマンが家を買った場合、できるだけ早くローンを返済したいと考えます。 ですが、これで逆に、財産を失ってしまうことになる場合があります。 お金持ちは、ローンを決して早く返そうとはしません。 ローンはできるだけ期間を長く、日々の返済額を少なく組むことです。 10年のローンより、20年のローンを組むほうがいいでしょう。 すると、月々の負担が負担が軽くすみます。 余裕がそれだけ増えて、別のことに投資することができます。 月々支払う金額も小さいから、気持ちも楽になります。 トータルでの利子は増えるかもしれませんが、月々の支払い分が少なくなるから、たまたま景気が悪くなって収入が少なくなっても、残高不足になる心配はありません。 ところが、借金へのプレッシャーに弱いタイプの人は、できるだけ短期間で返そうとします。 10年のローンが組めるのに、5年で組んでしまうのです。 そうすると、月々返す分は倍になります。 「これではちょっと苦しいかもしれない。でも、今の状態なら返せるわけだし、頑張れば何とかなる」 そんなふうに、ベストの時の状態でカウントするのです。 すると、景気が悪くなった時に、返せない瞬間が出てきます。 借金のプレッシャーに長期間耐えることができず、ムリな返済計画をたてたために、パンクしてしまうのです。 まずは借金に対して強くなることです。 「長期間かけて、コツコツ払っていけばいいのだ」と思っていれば、借金を抱え込んでも破産しません。 借金を返せる人は、今自分が抱えている借金を1ヶ月1万円ずつ、50年かけて返そうと考える人です。 このような長期的な作戦を立てている人は、破産に追い込まれません。 破産に追い込まれる人は、今借金をしていることが苦しいから、なんとか短期で解決したいと考える人です。 最も短期で解決する方法は、「ああ、もうダメだ」と、自己破産することです。 親類縁者から借りてくるのも、短期で解決する方法です。 別の金貸し業者から借りてくるのも、短期で解決する方法です。 短期で解決したがる人間が、逆に悪質な金貸し業者の一番いいカモになっていくのです。 早く楽になりたいから、短期で解決しようとするわけです。 借金を抱えること=破産、ではありません。 今、世の中で借金を抱えていない人など、ほとんどいません。 借金をどれだけ減らすかを考えるより、借金を抱えながらでもニコニコ暮らしていける道を探せる人が、本当に金銭感覚に優れた人です。 学ばなければいけない点は、そこなのです。 「どうすれば借金を減らすことができるだろうか」と考えているうちは、いつまでたっても金銭感覚が磨かれません。 借金とどう付き合っていくかが大事なのです。 ストレスを完全になくすことはできません。 ストレスとどうつきあっていくかが大事だというのと、まったく同じです。 借金があってもニコニコ笑っている人は、世の中にいっぱいいます。 その人は、そうやって日々、独自の金銭感覚を学習し、鍛えているのです。 |
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