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■自分で勉強をする子どもに育てる景気が低迷し給料が落ち込む中、「塾代がかかりすぎて」とこぼす人が増えました。 昔は、予備校や塾に通うのは大学受験のためという人が多かったのですが、いまではすっかり低年齢化し、高校受験や中学受験のための塾通いは一般的です。 私立中学を目指す子どものいる家庭では、年間100万円以上の塾代がかかるケースも少なくないようですが、果たして、塾や私立校へ行けば勉強ができるようになるのでしょうか。そんなことはないはずです。 隣の子どもが塾へ行くから、自分の子も勉強に遅れたらいけないと塾通いをさせる親がいますが、そんなことで子供が本当に勉強することなどありません。 勉強はあくまで、自分が主体的にやってやろうという気持ちが起こらなければ、いくら実力があっても、子どもの能力は開花しません。 子供にやる気が出れば、電車の中でもバスの中でも、寸暇を惜しんで勉強するもので、何も塾で勉強する必要などないのです。 そのためには、親がそういう環境を与えてやることが大切なのです。 そうすれば、塾代などいらず、教育費も節約できるのです。 まずそのためには、小さいときから子どもに本をよく読ませている人が多くいます。 本当に勉強のできる子とは、ひと言でいうと自分ひとりでも勉強を続けられる子です。一方で、勉強ができない子どもは、先生に指導してもらっている間しか勉強しないし、そもそも勉強は自分のためにするものと考えておらず、親に怒られるから、先生に言われるからするものだと考えているのです。 塾や学校で出された宿題も、自分ひとりで仕上げられずに、親をあてにするようではなおダメです。 多くの本を読ませることは、自分ひとりで勉強ができる子に育てる近道です。 苦痛なくも字を読めることができる子は、何かわからないことがあれば、自分で調べて学ぶことができるし、勉強も問題集や参考書を買ってきて一人でするでしょう。 できるだけ自分で勉強し、わからないところだけ先生や親に聞くようになれば成功です。そういうことは通信教育程度で十分というケースも多くなります。 社会人になれば、先生のように教えてくれる人はいません。 何が問題か、何が足りないか自分で考え、それを解消する方法を探して学び取らなくてはなりません。子どもが生きていく力をつけるためにも、教育に関する手のかけすぎには注意しましょう。
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