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■【教育費を徹底的に節約しよう】 入学後の諸経費も考えておこう
一般的に教育費といえば、学費がとか塾代、習い事代などが最初に考えられますが、それ以外に大きいのが、学校へ入学してからの学校関連経費です。
実際に私立中学や私立高校などへ行きますと、学費以外にいろいろなお金がかかります。
まずは学校指定の制服から、カバンや靴まで決められているようなことがあり、これらがその私立のイメージにもなっているのです。
おしゃれな制服で評判の学校であれば、その制服を着たいがために受験する子どもも少なくありませんが、安売りの量販店で買う洋服とは値段のケタが違います。
入学時に全部そろえる際には、20万円程度かかることも珍しくありません。 しかも、在学中に子どもが成長し、サイズが合わなくなれば買いなおすことも必要です。 また、私立校で特に多いのが国内合宿や海外研修で、昔ながらの修学旅行や遠足は全員参加が原則ですが、こうした行事は基本的に任意参加ということになっています。
ただ任意とは言いながら、友だちの多くが参加することになるため、「うちの子だけ参加しないのはまずい」となり、結局参加するようになるものです。
その後の話題についていけなくなるとか、仲間はずれになるという不安もあるようです。こうした行事に参加すれば、5〜数十万円かかります。
さらに、伝統のある学校であれば、ОB、ОGたちの子どもが通うことが多くなります。子どもが学校の主役であることはもちろんですが、こうした歴史ある学校は親として学校に関わるОBやОGたちが学校の雰囲気を作ることが多々あり、その雰囲気になじめないと、疎外感を味わうかもしれません。
そのうえ、どの学校へ行っても保護者間のつき合いから逃れることはできません。
親同士の情報交換のためにランチや飲み会で集まることもあるでしょうし、お金持ちが多く通う学校であれば、ちょっとしたランチでもホテルのレストランで2,000円ということもあり、これではいくらお金があっても足りません。そういうつき合いでは、着る洋服やバッグなどにも気を遣わなければならないでしょう。
学校を選ぶ際には、できればその学校へ子どもを通わせている親に、こうした周辺情報を聞いて、交際費などの負担の現状を調べてみましょう。
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