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■お金を借りるなら低金利の奨学金を親の学費の工面で大変でしょうが、子どもさんも一生懸命勉強して、何とかいい大学に合格しようとはー必死なのです。 そして、晴れて合格通知が来たというのに、親として学費が払えないと分かったのなら、あきらかに親としては失格といえるでしょう。 そんなことにならないためにも、学費を調達する方法は早めに調べておきたいですね。 貯蓄上手な人なら、通常は貯蓄から払えるので問題はありませんが、一方で、収入が右肩下がりになっているような現状では、貯蓄では学費を払えない人が多くなっているのも事実です。 もしもお金が足りなければ、進学をあきらめるか、もっと安い学費の学校へ切り替えるか、お金を借りるしかありません。 合格が分かってから慌てるような親なら、金利を比較する余裕なんてないので、キャッシングやカードローン、消費者金融などの高金利融資を受ける人も少なくありません。 これらはすぐに借りることができるのがメリットですが、金利が10%を超えていることがほとんどです。 しかも学費がかかる間は返済がむずかしく、まとまったお金を高い金利で何年も借りることになり、家計が破綻してしまいます。 お金を借りるなら、できるだけ金利を低く借りるのが鉄則です。 金利が低い教育資金といえば、日本学生支援機構の奨学金です。無利息で借りることができる第一種奨学金と有利息の第二種奨学金の2制度あります。 無利息のほうがいいに決まっていますが、成績の平均値が3.5以上必要であるなどハードルは高めです。第二種奨学金でも、利率は1.27%(固定金利)と低金利で、月額3〜12万円借りることができるようです。ただ低金利とはいえ、毎月借りると高額な借金となります。 月3万円を4年間借りると144万円、月10万円なら480万円。これを卒業後から子ども自身が返済しますが、給料が安ければ厳しいものがあります。 子どもに返済の負担を負わせたくないなら、親が教育ローンを借りることになります。しかし民間の銀行の教育ローンは4%近い金利がかかることもあります。 日本政策金融公庫の国の教育ローンなら、2.85%と比較的低金利で、子ども一人当たり300万円まで借りることができます。 ただし、慌ててお金を借りなくても済むように余裕を持って資金計画を考えておくのがすべての基本ということをお忘れなく。
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