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■100円ショップでの買い物がお得とは限らない最近の100円ショップでは、食料品から日用品まで最低限のものはひと通り揃いますね。節約に役立つグッズもたくさんあります。 たとえば、フタをしたまま電子レンジで使えるプラスチック容器は、ラップなしでごはんなど残り物を温めることができるし、ラップのかわりに食品にかぶせることができる食品カバーもラップを使わずにすみますので、節約とエコの一石二鳥のおすすめグッズです。 収納カゴとして使えそうなものも、いろいろな大きさがそろっています。冷蔵庫内などの食品や調味料をすっきり整理できるので、「二度買い」を防ぐことができます。 このように節約の強い味方となってくれる100円ショップですが、ここにも思わぬ落とし穴が潜んでいます。 それは、100円ショップのグッズはどこよりも安いとは限らないことです。たとえば、紅茶のティーバッグですが、ある100円ショップでは10個入りのものが売られており、その近くのスーパーでは別のメーカーのものが100個入り400円で売られています。計算すると、100円ショップのものは1個10円、スーパーのものは1個あたり4円で、なんと半額以下の値段です。 100円ショップの近くにディスカウントショップや安売りスーパーがあるようなところでは、お店同士で激しい価格競争をしていますので、こうした店の目玉商品は100円ショップよりも安く売られていることがよくあります。 100円ショップのものと同じメーカーの板チョコや袋菓子が、ディスカウントショップでは79円とか、88円で売られているようなこともあります。 また、最近の100円ショップでは、ひとり暮らしにターゲットを絞って短期間で使いきれるように食品を少量で売る傾向があります。また、物価上昇で値上げをするかわりに、量を減らすことで対応していることもあります。 ですから、底値を比較するときには、1個あたり、グラム当たりの値段をチェックする必要があります。 さらに、100円ショップには、別の落とし穴も潜んでいます。 こんな品物が「100円で買えるのか」と思った瞬間、その商品が自分にとって必要であるとかどうかでなく、安いという理由だけで買ってしまう心理にはまってしまうからです。 常にアンテナを張っておいて、どこの店にどんな安いものがある、と把握しておくのはいいことですが、「安いから買っておくほうがお得だ」と思ってしまうと、結果的に浪費につながってしまいます。 十分注意しましょう。
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