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■銀行員も、ただのノルマあるサラリーマン★お金で苦労しないためには、銀行員もサラリーマンということを知っておこう お金に関するリスクは、できるかぎり分散させなければなりません。 銀行も、できれば2行以上と契約したほうがいいでしょう。 自営業者だけでなくて、サラリーマンも、銀行の預金高が高ければ高いほど自分を高く評価してもらえると考えがちです。 ところが本当は、信用と預金高は関係ありません。 ボーナス時になると、定期預金のノルマをこなすために、銀行員が回ってきます。 「すみません、ノルマに協力してください」と言われる。 ここでこの銀行員のノルマに協力しておけば、あとでいろいろ便宜を図ってくれるのではないか。そういう希望的観測をして、定期預金を増やす人がいます。 そこで忘れられている点は、銀行員もサラリーマンだということです。 サラリーマンにはノルマがあります。 ノルマのためには、預金勧誘もやらなくてはいけません。 お客さまのためというよりも、上司のため、自分のためにやっているのです。 サラリーマンには必ず転勤があります。 特に銀行員は転勤が多いです。 お客さんと親しくなりすぎないようにするという意味もあるのです。 だから、あなたがどんなに預金を増やして、担当の銀行員に貸しを作っても、それは絶対に貸しにはなりません。 景気が悪くなって、それまでの借金の担保が目減りしてしまうこともあります。 利子が上がってしまうこともよくあります。 これは、そういう仕組みになっているので、仕方がありません。 一銀行員のせいではないのです。 お金に関する聖人君子だと思ってはなりません。 お金に関するさまざまな危険対策は、あなたがしなければいけないのです。 銀行員に協力できるところは協力してあげる。 そのかわり、いざという時の対策は自分で考えておく。 すると、何かあった時にも、「裏切られた」と言って怒らずにすみます。 欲を出す人は、「こんなに自分がよくしてやったのに!」と怒ります。 怒るのは、自分がしてあげたことの見返りとして、利益があるはずだと思っていたからです。 決して友情や信用の問題で怒っているわけではありません。 最初から見返りを求めていないなら、「あなたもサラリーマンだから、よそから同じようなことを言われて辛いだろう」と、銀行員を弁護してあげるぐらいの気持ちになるはずです。 文句を言うのは、やはりあなたも利益を期待していたからだということになってしまうのです。
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