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■赤字を出さないことより、赤字の実態の把握が大切★お金で苦労しないためには、赤字を把握しよう 赤字があるから苦しいのではありません。 どんな商売でも赤字が出ることはあります。 トータルで黒字になればいいのです。 「赤字が一つでも出たらやっていけない」と考えるなら、その人はもう商売などはできないでしょう。 大事なことは2つです。トータルで赤字が出ないこと、そして、赤字が何と何から出るということを事前に把握していることです。 赤字が出ることを把握したうえで、赤字が出るならいいのです。 「こんなところで出るわけがない」と思っているところで赤字が出たら、大問題です。 「あらかじめ赤字が出るのはわかっていた。この赤字はここで埋め合わせることができる」と冷静に把握できていれば、その人は苦労しません。 苦労するのは、赤字を予測できていないからです。 なぜ赤字になるのか、原因がわかっていないからです。 商売する時、最終的にトータルで黒字になる、赤字になるという大雑把な計算はしません。 必ず細かい勘定項目を作ります。 たとえば、切手代でも赤字が出るけれども、人件費では黒字になるとか、そういうバランスを細かく把握できていれば、お金で苦労しなくなります。 すると、何かで赤字が出ても、必ずほかでその赤字の埋め合わせができるのです。 たとえば、海外旅行に行こうと考えたとします。 飛行機の座席をエコノミーにするか、ビジネスクラスにするか迷います。 値段は倍違うからどうしようかと迷う。 その時、ホテルの料金はいくらで、トータルの予算はいくらかと考えると、飛行機の費用はいくらまで出せるかという計算ができます。 さらに言えば、お金の使い方というのは、最終的には、もっとロングスパンで考えないといけません。 障害の収入が3億円だとしたら、一生の間に海外旅行に何回行けるかを考える。 そこでエコノミーにするか、ビジネスクラスにするかを決める。 これは個人の方針です。 別にファーストクラスにしてもいいし、エコノミーにしてもいいのです。 何が赤字で何が黒字かを、細かく見極めることが大事です。 もちろん、トータルで赤字を出してしまうとダメです。 トータルで黒字にできる人は、金銭感覚がしっかりとあるということです。 そういう人は、借金地獄にはまったり、自己破産したりすることはありません。 子供の金銭感覚を磨いてあげるためにも、このことは頭に入れておくべきです。 子供に、「限られた予算の中でどう動いていくか」を、自分で考えさせないといけません。 ですが、ついつい甘やかして、考えさせるより先に、足りない分のお金を出す親がいます。 それを続けると、子供はいつまでたっても、どこでどう赤字が出るか、わからないままなのです。
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