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■成功者ほど「金遣い」より「気遣い」を大切にする最近では、だいぶ減ってはきていますが、それでも日本ではまだまだお中元やお歳暮を贈る人は多いです。 会社では世話になっている取引先へお歳暮を贈ったり、なかには上司に贈ったりする人もいます。 ここで、もう一度考えてみよう。 このお中元やお歳暮は真心のこもった贈り物ではなく、ただ義理とか習慣で贈っていないでしょうか。 贈り物とは、「義理」とか、「習慣」で贈るものではなく、ましてや「お金さえ出せばなんでも良い」というものではありません。 お金が集まってくるような人は、決してそういう「死に金」になるような贈り物はせず、相手は何を贈られたらいかに喜ぶかを考え抜いて、贈り物を検討します。 このように「お金を遣う」より「気を遣う」ことこそが、お金持ちに共通した考え方です。 たとえば、恋人がふだんから地味で飾り気のないファッションを好む女性なのに、ブランド物の派手なバッグなどを贈ったら、彼女は喜ぶでしょうか。 確かに、あなたの「お金をかけた」という自己満足は満たされるかもしれませんが、彼女に対する心配りは全くできていません。 誕生日だからとか、クリスマスだからといって、無造作に贈るのではなく、相手にふさわしいものが見つかったときに、さりげなくプレゼントをすれば良いのです。 これこそが、贈った側は、生きた「お金の遣い方」であり、かつ「気の遣い方」であり、贈られた側は、その気持ちを十分汲み取って感謝してくれるのです。 よく三越の包装紙だけを目的に、詰め合わせギフトを贈る人がいますが、完全に間違った贈り方です。 とはいえ、相手を思いやり気を遣うことは、お金を遣う以上に難しいものですが、それだけに人との交際においても、「お金」より「気」を遣う習慣をつける必要があります。
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