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■ホットペッパーなど「フリー」なペーパーが成り立つワケ該当で配っていたり、駅構内やコンビニに置いてあるフリーペーパー。飲食店や美容院などのクーポン券が載っている『ホットペッパー』など、ファッション誌よりぶ厚いのではないかと思うものまであります。それなのに、タダで配られています。 商売として成り立っているのでしょうか、と疑問に感じている人もいると思いますが、心配は無用です。もちろん、しっかりと利益を出しているのです。
フリーペーパーに載っている飲食店や美容院は、レストランガイドブックのように厳選された店というわけではありません。掲載スペースの大きさによって、店が発行元に広告費を払っているのです。求人のフリーペーパーも同じです。 たとえば、新宿エリアの『ホットペッパー』の1ページ目全面に店の情報を載せたい、と思ったら、広告費として100万円近くがかかるそうです。1ページ目の16分の1のスペースでも約5万円。 それが300ページ以上あるとすると、軽く見積もっても広告収入は2000万円以上あります。制作費や印刷代、運搬費などを差し引いても黒字になるというわけです。 フリーといえば、2009年に発売されて話題になった書籍『FREE』。 この書籍が話題になった理由は、発売前に、ウェブ上で1万人限定で全文無料公開を行ったからです。この無料公開は2日足らずで規定人数に達しました。 無料で公開したのに2000円近い書籍が売れるのかと懸念されたのですが、結果的にヒットとなりました。 著者のクリス・アンダーソン氏が指摘しているのは、ネット上では無料でサービスを提供しても利益が出せるということです。 たとえば、あるサイトを100万人が見ていたとしたら、95万人に無料体験版ソフトを配っても、残りの5万人が有料版ソフトを買ってくれれば、企業としては利益が出るのです。 インターネットは、利用者(ユーザー)が日本だけでなく世界中にいますので、絶対数が圧倒的に多いからこそ、成り立つビジネスモデル。 このような値段のカラクリがわかっていれば、安心して「フリー」な生活を満喫できるということです。 |
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