|
■コンタクトレンズの原価はたったの10円友人や同僚のメガネ姿を見てはじめて近眼だったと知った、という経験はないでしょうか。今やコンタクトレンズの使用者は1500万人にのぼるといいます。 このコンタクトレンズ、かつてはハードレンズしかありませんでした。眼が乾燥してレンズを落としてしまい、拾おうとしているうちに足で踏んで割ってしまうという悲劇が、ひと昔前にはよくあったものです。 時代はくだってソフトレンズが普及し、今では使い捨てのコンタクトレンズを使用するのが当たり前になっています。1日使い捨てレンズは、消毒の手間もいりません。仮に落としても、昔ほどショックを受けることもないでしょう。
ところで使い捨てレンズの製造原価が1枚どのくらいかご存知でしょうか。 じつはたったの10円程度なのです。 さまざまな価格がありますが、コンタクトレンズは1ヶ月で2000円程度。これではコンタクレンズの使用者でなくても、ちょっとボッタクリすぎなのではないかと思ってしまうのも無理はないでしょう。
しかし、コンタクトレンズは製造原価以外ににもさまざまなコストがかかっているのです。 コンタクトレンズは眼球というきわめてデリケートな部分に直接触れるため、アレルギーなどが出ないように、実験を重ねる必要があります。 また、コンタクトレンズは医療器具です。使用するためには眼科医の処方箋が必要になります。レンズの販売店は店内に眼科医を置いていることが多いため、よりコストがかかるのです。 しかも眼球の形は人によっては微妙に違うし、視力もさまざまです。それぞれのパターンにあったレンズを用意しなければならないから、在庫の管理にもそれなりの手間がかかってきます。売値にはその分のコストが乗せられているのです。 |
|
|||||||
Copyright(c)2014 お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策 all rights reserved. |