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■サラリーマンの節税ワザにはこんな方法もサラリーマンの節税ワザはほかにもあります。 たとえば、「社会保険料控除」がそうです。 聞きなれない言葉かもしれませんが、じつは誰でも控除を受けています。社会保険とは、健康保険や年金のことです。 サラリーマンの場合、健康保険料も年金保険料も、本人に代わって会社が給料から差し引いて払ってくれています。 しかも、年末調整を行う際にも会社が払った保険料の額を計算し、払いすぎた税金を戻してくれるので、自分では何もする必要がありません。だからこそあまりなじみがないのです。 楽で便利だ、と思ってはダメです。年末調整で控除される社会保険料は、自分自身の分だけなのです。本来社会保険料控除とは、扶養している家族の分も対象になります。
無職やパートのみの妻の健康保険料や年金、未成年の子どもの健康保険料は、本人と一緒に年末調整で処理されています。 ところが、子どもが成人すると、まだ大きな収入がないため扶養していたとしても、年金は子ども自身が支払わなければならないことになっています(ただし、学生や低所得者は、申請すれば全額または一部免除される制度がある)。 このケースでは、扶養しているにもかかわらず、子どもの分は年末調整では処理できません。 こうしたケースで社会保険料控除を受けるには、年末調整後に自分で確定申告をする必要があります。 会社が年末調整でまとめてやってくれればいいのにとつい思ってしまいがちですが、何万円もの節税になることもあるのですから、ラクして儲かる、くらいの心持でいたほうがいいでしょう。 確定申告といっても、社会保険料控除だけならば、自分の源泉徴収票と新たに控除の対象になる人の領収書を用意し、申告書に数字を書き入れて税務署に提出するだけなので、それほど難しいことではありません。手間を惜しんでいては、お金は貯まりません。 |
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