■保険も節約する方法がある

確定申告をすれば税金が返ってくることがあるように、知らず知らずのうちに払いすぎている可能性があるのが保険です。今自分が加入している火災保険や生命保険がどんな内容なのか、正確に把握できているのでしょうか。

火災保険は、賃貸の場合、管理会社や大家さんが設定したものに加入することが多いですが、自分で家を買った場合は、自分で選んで加入する必要があります。

一度、自分が加入している火災保険が何を保障してくれるのかを見直してみましょう。
川から離れた高台に住んでいるのに、洪水の保障がついていたり、ほとんどクルマどおりのない住宅街にあるのに、衝突された場合の保証がついていないでしょうか。

火災保険は、あらゆる災害に備えると称して、必要のない保険がパッケージ化されて値段が高くなっている商品が多いのです。

自分で必要な保障を選べる火災保険に加入し直す

そこで、自分で必要な保障を選べる火災保険に加入し直して、今加入している保険は解約してしまいましょう(ただし、金融機関から住宅ローンを借りている人は、火災保険が担保代わりになっていることがあり、解約できないケースもあります)。

火災保険を途中で解約した場合、残りの年数部分の保険料は返金されます。そして新たに受ける補償を厳選した保険に入り直せば、差額分が浮くことになるのです。

お得な生命保険とは

最後に、どんな生命保険に入ればお得なのか、紹介しましょう。
たとえば、生命保険の掛け捨てタイプと積み立てタイプ。一体どちらがお得なのでしょうか。

一見、将来的に満期金を受け取れる積み立てタイプのほうが得に思えます。
条件によって異なりますが、掛け捨てタイプは月額3000円くらいなのに対し、積み立てタイプは月額2万円はかかります。

仮に20年間保険に加入したとなると、差額は400万円以上になります。
積み立てタイプの利率はほかの金融商品よりも低い上に、途中で必要になって解約すると、受け取れる金額は払い込んだ保険料より低くなる可能性があるのです。

生命保険は掛け捨てにして、お金は別の方法で運用したほうがいいでしょう。

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