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■クルマは中古車を買うのが税金面でもお得せっかくクルマを買うのなら、できれば新車が欲しい。ただ、予算の面から泣く泣く中古車を選ぶ人が多いの、というのが現実です。 ですが、中古車を購入するほうが、車体価格だけでなく税金の面でも断然有利だと聞けば、新車にこだわる気持ちも少しはグラつかないでしょうか。 サラリーマンは経費が認められていないため、中古車を購入することで得られるメリットは自動車取得税が安くなることのみです。
一方で、自分で事業を営んでいる人や、会社を経営している人には、中古車購入で驚くべきメリットがあるのです。とくに思わぬ利益が出て、翌年の税額が心配になるようなときには効果てきめんです。 基本的に家やクルマなど資産となるものを購入した場合、支払った金額すべてをその年の経費で落とすことはできません。減価償却といって、買ったものごとにあらかじめ決まっている年数にわたって計上しなければならず、すべて細かく定められています。 たとえば、パソコンなら4年、コピー機や接客用の応接セットは5年、金属製の事務机やイスは15年などです。 一般的な自動車の償却年数は6年です。つまり、新車を購入した場合、6年間にわたって購入費用を経費に計上していくわけです。これを耐用年数と呼びます。 これは新品がだいたい何年でダメになるか、税法上の目安と考えておけばいいでしょう。 ところが使用してから4年経過した中皮者を購入すると、税法上の残りの耐用年数は2年となります。つまり、資産としての価値が低くなり、ここで定率法という償却方式を選択すると、1年目にほぼ全額を経費とすることができ、その年の利益から控除されるため節税になります。 ただし、年の中途で買った場合は、計上の方法が異なるので注意が必要です。 つまり、今年はかなり利益が残りそうだと思ったら、4年落ちのクルマを購入しておくと大きなメリットがあるということになります。とくに高級外車は下取り価格もお買い得になるので人気が高いです。 実際、4年落ちで400万円程度のメルセデスベンツやBMWが中古車でよく売れていますが、その裏にはこうした事情があるのです。 |
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