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■株はこれだけのことを知っているだけで役に立つ古今東西、株式投資で成功するためのさまざまな常識やテクニックが伝えられていますが、つまるところ、いかに「安く買って高く売る」かです。 そのためには、まずこれから株価が上がるであろう企業を見つける必要があります。 「プロじゃあるまいし、それがわかれば苦労しないよ」と思うかもしれません。しかし場合によっては可能なケースもあるでしょう。
まず、自分が属している業界や、精通しているジャンルに対象を絞ってみるのです。 これまでの仕事の経験のなかで得られた専門知識や情報、業界の将来の予想図は、株式投資をするうえで大きなヒントになります。ただし、公開されていない内部情報を知りえる立場で、その会社に投資するのはインサイダー取引になるので犯罪です。 また、趣味として精通している業界の動向ならなじみがあるし、消費者として接しているどの会社が有望かがわかることもあるでしょう。 かつてマゼラン・ファンドという有名なファンドを運用して大成功したピーター・リンチ氏は、アナリストのレポートよりも、日常生活で見聞きした情報のほうがはるかに役立つと喝破しています。 その気になれば子供の何気ない会話も、娯楽番組や雑誌も、有望企業発見のヒントになります。 よい企業が見つかったら、現在の株価とこれまでの推移、そして利益の水準をチェックしてみましょう。 まず確認したいのが、PER(株価収益率)です。 現在の株価を1株あたりの利益で割った指標で、市場全体の盛り上がりや業態にもよりますが15〜20倍前後が標準的とされています。これを大幅に割り込んでいるなら、不当に低評価されている可能性もあるし、高ければ、すでにみんながその企業の将来性に気がついているということです。 自分が目をつけた企業が当たれば、これほど楽しいことはないでしょう。実際に買わなくても、世の中を見る目や金銭感覚が磨かれることは間違いありません。 |
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