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■高級ホテルの食べ放題、どんなに食べても元は取れない?食べ放題といえば、かつては焼肉にしゃぶしゃぶ、ケーキなどが定番になっていましたが、近年定着しているのが、味に定評があり、料理の種類も豊富な高級ホテルのバイキングです。 高級ホテルだけあって、ズワイガニや松坂牛などの高級食材が目玉です。それが食べ放題なんて、一体、どうやって利益を出しているのでしょうか。
ポイントは3つです。
バイキング形式のため、料理を運ぶ必要がなく、フロアに配置する人数をおさえることができます。
通常、バイキングで並ぶ料理は20〜30品。このうち、高級食材を使用したものはごく一部で、ほかにはサラダや卵料理など原価が安いメニューも多いです。 「このバイキング、高級そう!」という客のイメージを保ったまま、いかにコストをおさえた料理を加えていくか、それが高級ホテルのバイキング穂安く提供するポイントなのです。
普通のレストランでは、どのメニューを頼まれてもいいようにさまざまな食材を仕入れておかなければなりません。しかも、あまった食材は破棄処分になります。ところがバイキングの場合、20〜30品の決まった料理の食材だけを注文すればいいので、ムダが出にくいのです。 食材が余りにくいようなメニュー構成もしやすいし、大量仕入れによる値下げ交渉もしやすくなります。 この3つのポイントをおさえることで、高級食材を提供するバイキングであっても、確実に儲けを出しているのです。 バイキングとは形式が違いますが、「食べ放題ツァー」も人気が高いです。 たとえば、「カニの食べ放題」。 カニといえば種類によっては、高いものでキロあたり5000円もする超高級食材です。「タラバガニがお腹いっぱい食べられる?」と期待していくと、それより安価なアブラガニを提供されることもあります。 安さの裏には、秘密があるものです。 |
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