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■100円ショップで得する商品、損する商品文房具から食器、調理器具、インテリア用品にメイク道具に服飾品まで、今や100円ショップに行けば揃わないものはないでしょう。 「こんなものまで100円だ」と、ついつい買うつもりのなかった商品にまで手が伸びて、衝動買いをしてしまい、いつしか部屋のガラクタに、などとことも、誰しも経験があるのではないでしょうか。
じつは、100円ショップの利益は、こうした「衝動買い」が担っているのです。 さまざまな商品があるわけですから、利益がほとんど出ないものから利益率の高いものまでいろいろあります。 みんなが利益率の低い商品ばかり買ったら経営は成り立ちません。利益率の高い商品も「ついでに」買わせることで、利益を出しているというわけです。 たとえば、電化製品の原価率は60〜90%、カップ麺は80%程度と、原価が限りなく100円に近く、利益はほとんど出ません。 逆に、コップや皿などの食器類は原価率が10〜20%、ボールペンなどの文房具は30%、衣服や台所用品などは30〜60%と、割合、大きな利益が出ます。 実際、100円ショップに行って、目的の商品をひとつだけ買って帰る、という人は少ないといいます。「あれも、これも」と購入してしまう消費者が圧倒的に多いのです。 本来100円では買えないような目玉商品を店のウリにして客を集めれば、目玉商品は赤字覚悟ですが、利益率の高いほかの商品によって、全体的には利益が上がります。 また、近年は100円ショップでも、200円、300円の商品が置かれています。値段が2倍、3倍でも、100円の商品に紛れていると、ついつい欲しくなってしまう、という消費者の心理を突いた作戦です。 たとえ100円でも、つい不要なものまで買っていてはかなりの散財になります。身に覚えのある人は注意しましょう。 |
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