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■ホテル、旅館は「宿泊割引料」が当たり前温泉街の旅館やホテルが、宿泊料の割引セールをしていることがよくあります。パック旅行の宿泊料は、たいていは3割引、ときには半額になっていることもあります。 安く旅行できるのはうれしいですが、そうなると気になるのが宿のサービスです。 「もしや、倒産寸前」などとあらぬ心配をしたり、「宿泊料を安くおさえるために、料理が手抜きされているのではないか?」と疑惑の目で見てしまったりします。
しかし、ご安心あれ、ホテルのほうは、十分採算がとれると踏んで宿泊料を半額にしているのです。 あなたが旅行に行こう思ったとしましょう。 宿泊料が思ったよりも安くてすんだ。さて、どうするか?
浮いた分はパーッと使ってしまったりするのではないでしょうか。宿の料理をグレードアップしてみたり、併設のスパでマッサージを受けたり、お土産をフンパツしてみたり・・。 「宿代が浮いた!」と思えば、ついつい財布のヒモが緩むのが人情です。宿のほうはそうした人間の心理を突いて、飲食代などでお客がお金を落とすのを待っているのです。 使った額が結局は同じ、もしくはそれ以上になっても、客のほうは「宿代が安かった」と思っているわけですから、満足度も高いのです。 また、ホテルは決して宿泊料だけで儲ける仕組みはとっていません。素泊まりが基本で、併設施設もないビジネスホテルを除き、結婚式場、パーティ会場、レストラン、バー、ラウンジ、エステティックサロン、スポーツジムなど、さまざまな施設が備えられていて、こうした施設の売り上げが全体の7割を占めています。 つまり、総売り上げに占める宿泊料の割合は30%に過ぎないのです。 というわけで、宿泊料を半額にしても、宿側は十分な採算を見込めるのです。 宿のサービスが落ちるわけではないのなら、宿泊料割引をうたっている宿に泊まったほうが、お得というわけです。 |
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