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■特売セールは「値段」だけでなくここをチェック朝刊のトラシに必ず入っているスーパーの特売セールのチラシ。 「チリも積もれば山となる」という言葉のとおり、毎日の買い物が20円でも30円でも安くなれば、1年で7000円〜1万円くらいの節約になるわけで、消費者にとってはありがたいことです。
ですが、スーパー側は、毎日のようにさまざまな商品を安く売って、どのようにして儲けを出しているのでしょうか。 スーパーが特売する仕組みは2種類あります。 ひとつは、トイレットペーパーやサラダ油など、長期間保管できる商品をまとめ買いして安く仕入れ、安く売る。 もうひとつは、食品メーカーに店内の棚を貸して手数料をとり、その分商品を安く売るということです。 メーカーとしても、一度に大量の在庫を処分できるので、こうした仕組みはありがたいし、スーパーはスーパーで、儲けは少ないですが集客効果が高い特売はメリットが大きいのです。特売でお客を集め、ほかの商品も買わせることで利益を得ているわけです。 また、スーパーにとっては特売をする商品のメーカーを順に変えて、棚に変化をつけられるというメリットもあります。棚に並んでいる商品がいつも同じで店の雰囲気が変わらないと、客に飽きられてしまうからです。 ちなみに、スーパーではカット野菜やすでに下味がつけられた肉などの生鮮食品も安く売っていることもあります。確かにお得ですが、買うときには少し注意が必要です。なぜなら、鮮度が落ちた食品にひと手間を加えて安く売っていることがあるからです。 たとえば、白菜を丸ごと売っていて売れ残った場合、2分の1や4分の1にカットし、ビニールパックして売ります。あるいは、売れ残った生肉を焼肉用のタレに漬けて売ったりします。 いわゆるリパック商品と呼ばれるものです。パックした日が加工日として刻印されるので、消費者に鮮度の古さを感じさせずに売ることができます。 ムダなく少量だけ買えたり、料理の手間を省けるパック商品は消費者にとってありがたい存在ですが、裏にはこんな事情もある、ということも知っておきましょう。 |
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