|
■家電量販店でのポイント加算と現金割引はどちらが得?家電量販店にテレビを買いに行ったとしましょう。 さまざまなメーカーのさまざまなテレビがあって、説明書を読んでも何がどう違うのかさっぱりわからないものです。そこで、店員に声をかけてみました。 すると、あるひとつのメーカーの説明にやけにこだわる店員がいることに気づくことがあるはずです。こうした店員は、じつはその店の社員ではなく、「販売応援員」とか「メーカー説明員」といった家電メーカーから送り込まれたヘルパーや派遣社員です。 買いたいテレビを決めて、さて値引きの交渉と思っても、彼らはお店の人間ではありません。ある程度の値引きは可能ですが、それ以上の判断はムリです。 より安く購入しようと思えば、その家電量販店の社員をつかまえなくてはなりません。社員なら、それ手錠の交渉に応じてくれる可能性が高いからです。 さらに、交渉を進める際は、最初はクレジットカードでの支払いを前提に話を進めておいて、最後の最後に「現金で支払うので、もう少し安くしてください」と話を持っていくのがポイントです。 お店では、手数料がかかるクレジットカードよりも現金での支払いのほうが都合がいいので、さらなる値引きに応じてくれるかもしれません。
では、家電量販店のポイント加算と現金割引はどちらが得なのでしょうか? 1万円の商品を3回購入したとして、ポイント加算20%の場合と現金割引15%の場合を考えてみましょう。
ポイント加算20%の場合、最初は1万円支払い、ポイントは2000円分がつきます。 2回目でそのポイントを使ったとすると、支払いが8000円、ポイントが1600円です。 3回目もそのポイントを使ったとすると、支払いは8400円、ポイントが1680円です。
現金の場合なら、3回とも15%オフの8500円です。
つまり、支払額の総計は、ポイント加算のほうが2万6400円、現金割引なら2万5500円になるのです。
この額が逆転するのは、9回目以降の買い物からです。 家電量販店を頻繁に使うならポイント加算はお得ですが、そうでなければ現金割引のほうがお得なのです。 |
|
|||||||||||||
Copyright(c)2014 お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策 all rights reserved. |