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■住宅ローンの返済は、ボーナス返済、それとも毎月定額返済?★ ボーナスが必ずもらえるという保証はまったくない 住宅ローンを組む場合、ボーナス返済にすれば、毎月の返済額が抑えられるので、メリットがあるように思えます。好景気の頃に住宅を購入した多くは、ボーナス返済を選択したかもしれません。しかし、今や「ボーナスが必ずもらえる保証はない」と思っていたほうがいいでしょう。 多くの会社では、ボーナスが増える可能性より減る可能性のほうが高く、全額カットという会社も珍しくありません。景気の影響を大きく受けるボーナス収入をアテにしてローンを組むのは、現在では得策とは言えないでしょう。 毎月定額の返済であれば、毎月の返済額は多くなるものの、ボーナス返済のようなリスクは避けられます。 もし、ボーナス返済を利用しないと毎月の返済が多くなって苦しいのなら、その住宅の購入を再検討し、予算を見直すことも考えるべきです。 ボーナスがカットされたために、該当月の返済が危うくなり、新たにカードローンなどを利用して返済するハメになるケースもあるものです。そんにことにならないよう、なるべくボーナス返済は避けたほうがいいでしょう。 ★ ボーナスを貯めて繰り上げ返済に回す 賢い返済方法としてオススメなのは、ボーナス返済ではなく毎月定額の返済にして、ボーナスが支給された時にプールしておき、ある程度貯まったら「繰上げ返済」するという方法です。 繰り上げ返済は、将来の返済額を先にまとめて支払うので、ローンの返済期間を短縮でき、支払うはずだった金利の一部を支払わずに済むことになるので、メリットがあります。 ただし、金融機関によっては、1回の繰上げ返済の下限が決まっているケースがあります。また、手数料は一部の銀行を除いて繰り上げ返済を行うたびにかかるので、ある程度まとまった金額を返すのが鉄則です。 住宅ローン減税を受ける場合は、「返済期間10年以上」が条件となります。繰り上げ返済によって期間を短くし過ぎて、10年を下回ってしまうとローン減税が受けられなくなってしまうので、注意しましょう。 【お金が貯まるアドバイス】 ★ボーナスをアテにせず、毎月定額で返済するのが現実的。 ★支給されたボーナスを貯めて繰り上げ返済する方法もあり。
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