■資産運用するなら、小額でも今すぐ、それとも資金を貯めてから？

★ 「資金が貯まってから始めよう」は、絶対に始められない

「投資」とか「資産運用」などという言葉からは、「まとまった資金がなくてはできない」というイメージを受けるかと思われます。「資産運用などというものはお金持ちがやるもので、わたしには関係がない」と思っていませんか。それは全くの誤解です。

「ある程度お金を貯めてから、まとまった資金を元手にして始めよう」と思っていたら、いつまでたっても無理な話で、「資金がない」というのは「やらない言い訳」でしかありません。1万円もあれば、投資は今すぐ始められるのです。

投資をするためには、「金融の知識がなければダメ」という人もいますが、ゴルフの教則本を何十冊読んでも呼んでも、実際にボールを打ってみなければ上達するはずがないのと同じで、知識は体験しながら得ることが重要です。

1万円で買える投資信託もあるし、株式投資にしても、最低売買単位(1単元株)の10分の1程度で投資できる「ミニ株」があります。また「るいとう」と呼ばれる、株式累積投資は、積立貯金の感覚で毎月一定の金額を決めて少しずつ株を買っていくので初心者向きです。

毎月1万円程度の小額で投資できます。「ミニ株」や「るいとう」でも、コツコツと買い貯めて単元株まで達すれば、株主優待を受けることも可能です。


★ 実体験しながら投資の勉強をすれば、必ず身につく

このように初心者向けに小額で投資できる方法は少なくないので、今すぐに始めて、勉強をしながら本格的な投資に挑戦していくのがオススメです。

小額であっても、株を買っていれば、相場の動向なども気になり、当事者意識が芽生えることでしょう。「参加している感覚」があるからこそ、勉強にも身が入るものです。「こんなふうに株価が上がるのか」とか「こうしてお金が増えていくんだ」という実体験に勝る教師はありません。


★ とにかく挑戦。行動を起こさなければ何も始まらない

「株は下がったら大損するから怖い」という人は少なくありません。確かに投資にリスクはつきものです。とはいえ、交通事故を恐れてまったくハンドルを握らなければ、一生車の運転はできないでしょう。

まずは、安全な近所の道を少しでも走ってみることが大切で、無事に運転できれば自信も芽生えます。「ミニ株」「るいとう」などは手軽に始められるはずです。とにかく、「行動を起こしてみる」ことが重要なのです。

【お金が貯まるアドバイス】
★資金と知識がなければ投資はできないと思ってはいけない。
★小額でも投資できる道があるので、積極果敢に挑戦しよう。