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■【お金が貯まる「節約・運用」】
老後の資金は、若いうちから貯める、それとも後回しでいい?
★ 20代からの老後の準備をしている人も多いが・・・
最近の若者のなかには、「老後に備えて20代から準備をしている」人も少なくないそうです。しかし、老後の資金を目的に若いうちから貯めようと考えても、あまりうまくいかないものなのです。
原則として、お金を貯めるには「ほかの何かを我慢する」必要があります。明確な目標を持っていないと継続することは難しいでしょう。
「旅行に行きたい」や「車が欲しい」、「アクセサリーやバッグを買いたい」というような目標に向けてお金を貯めて、それを達成した喜びを知ることで、お金を貯めることのメリットを初めて体感できるのです。
若いうちには、こうした「頑張ってお金を貯めてよかった」という体験を得ることがとても大切で、その喜びを知れば、さらにお金を貯めようというモチベーションが生まれるのです。
★ 老後資金となると、若者にとっては目標まで遠すぎる
老後資金を目的にしてしまうと、目標達成までに数十年もかかってしまい、目標に向けてモチベーションを維持することが困難になります。
節約は「今はこれが欲しいけど、○○のために我慢だ」と目標を想像することでなんとか頑張れるものですが、若者が老後の生活を想像することは難しいでしょう。本気で節約には取り組めず、目の前の誘惑につい負けてしまうことになります。
それに将来の政治や経済の情勢が不透明な状況で、数十年も先のことを想定して老後の資金を準備しても、計画の根本がくるう可能性も高いのです。
年金や健康保険などの制度も現在とは変わると考えたほうがいいので、現状では「具体的にいくら貯めればいいか」という算出さえ難しいはずです。そう考えると今から資金計画を立てても、意味がなくなる可能性もあります。
★ 若いうちに楽しい体験や自己投資をしたほうがいい
若いうちは、スポーツしたり、旅行したりという楽しい体験をしておくことも必要です。そうした喜びが働く意欲を養ってくれるからです。
そんななかで、目標に向けて貯金をして、「貯める喜び」を知っておくべきでしょう。40代までにしっかり自己投資をして収入が増えれば、老後のための資金はそれから準備しても間に合います。老後を目的に若いうちから貯金しても、お金が増えることはあまり期待できないでしょう。
【お金が貯まるアドバイス】 ★若いうちは老後資金より、現実的な目標を設定して貯金を。
★まずは「お金が貯まる喜び」を知ることこそが先決。
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