■NISAで利益を出すためには

NISA口座の売買については、少々仕組みが複雑です。

2014年から投資限度額100万円に対する配当金と譲渡益に対しては非課税となりますが、その期限は投資した年から5年となります。

2014年に投資した100万円は2018年に非課税期間が切れますが、翌2019年に新たに設けられる非課税枠に100万円までなら移すことが可能で、非課税保有を継続することができます。

このように、新たに設けられる非課税枠を活用することにより最長10年間非課税投資が可能となります。

投資金額が年間100万円までという制限があるため、選ぶ銘柄は確実に配当金を受け取れるものが望ましいです。

また、売却益も非課税になるため、将来的に売却益が見込めるものを選びましょう。

下記の表のように、投資開始から4年間は配当金を受け取ることができ、5年目で売却益を出すことができれば税金的には理想といえます。

ただ、最初からこのような理想的な形で取引できるような商品はほとんど存在していません。

実際に投資をしてみて、理想に近い形で配当金や売却益を手にできればよいのですが、それほど甘くはありません。
銘柄選びは慎重にしましょう。

注意点としては、NISA口座で保有している上場株式の配当を受け取る「配当金受取サービス(株式数比例配分方式)」の申し込みが必要ということです。

このNISA口座は一人一口座に限られているため、証券会社を固定しなければなりません。

税金の手続きに関しては、NISA口座での取引について確定申告をする必要はありませんので、その点は心配はいらないでしょう。

【NISA口座の非課税イメージ図】

	非課税	配当金		配当金		配当金		配当金		売却益
取得		⇒　　継続保有　　⇒								売却
	最長５年

税金対策(賢い節税方法)

金融商品の節税を考えよう

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