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■知らないと恐ろしい、FXの税金
FXとは、「外国為替証拠金取引」といい、その仕組みは一定の証拠金を預け、証拠金の数倍の外国為替取引ができるものです。
少額の証拠金でも大きな取引ができるため、為替相場の予想が当たれば莫大な利益を上げることもスノウですが、反対に莫大な損失を被るリスクもあります。
FX取引で得た所得は所得税の対象となり、その区分は「先物取引に係る雑所得等」となります。
雑所得は、原則はほかの所得と合算して計算する総合課税ですが、FX取引については、ほかの所得と合算しない「分離課税」として取り扱われます。
税率は所得税15%(地方税5%)です。
しかし、FX取引も必ず利益を上げられるわけではありません。
税金の世界では、損した場合は所得から差し引けるという原則がありますが、FX取引で生じた損失は他の所得と相殺することができません。
しかし、先物取引については相殺が可能です。
この場合、相殺をしてもなお引き切れない損失の金額は、一定の要件の下、翌年以降3年間損失を繰り越すことで、その翌年のFX取引などの所得から控除が可能です。
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