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■運用方法は分散投資と長期保有分散投資とは、リスク管理の観点からいくつかの銘柄に資金を分散して投資すること。 どんなに優良と思われる銘柄でも、その株が思わぬ事故やトラブルに巻き込まれて株価が急落してしまうことはよくあります。 そうした場合、その株に資産の全てを投じていた投資家は大打撃を受けますが、それに対して、10銘柄とか20銘柄に分散して投資をしておけば、1つの銘柄が予想外のトラブルにたとえ巻き込まれても、投資家のあなたにとっては致命的な打撃はまぬかれます。 このように分散投資は、リスク管理の観点から、中長期投資では特に銘柄分散すると有効と思われる方法です。 もうすこし、平たく言えば、あなたが5万円の軍資金を財布に入れて競馬に行ったとしよう。 ひとつは、Aの馬券が当たれば5倍になるけれども、当たる確率が10パーセントしかないもの。 もうひとつは、Bの馬券で、当たる確率は50パーセントあるけれども、当たっても1.25倍にしかならないものがあったとしたら、あなたはどういう買い方をしますか。 正しい買い方としては、A馬券を1万円で買い、B馬券を4万円で買うことです。 なぜなら、A馬券が当たれば、元手の5万円になりますので、たとえB馬券が外れたとしても、元の5万円の軍資金は残ります。 また、A馬券が外れても、あたり確率の高いB馬券が当たれば、やはり4万円×1.25倍=5万円になります。 もちろん、ギャンブルですから、両方とも外れることはありますが、それでもこういう分散投資をしていたら、リスクが軽減されることは間違いないでしょう。 これが運用先を分散することでリスクを回避する方法です。 例では競馬というひとつの運用方法の中で、リスクの大きなものと小さいものに分散しましたが、運用先を分散することも考えられます。 たとえば、株は会社の業績や景気によって変動し、外貨預金は為替相場によって影響を受け、また債券は金利によって左右されますが、このように変動する要因が違うものを分散して買うことです。 株だけをいろいろな銘柄に分散して買っていても、景気が悪くなれば、どの企業も経営が苦しくなって、同時に株価が下がることも予想されますので、リスクを軽減する分散投資にはなじみにくいです。 最後に、リスクを回避する方法として、長期保有という鉄則があります。 確かに1年単位で見たら、景気の良し悪しはありますが、ここ30年間ぐらいの長期スパンで見ましたら、たとえとバブル崩壊があったにしても、統計的には右肩上がりで推移しているからです。
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