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■外貨投資のポイントは手数料外貨投資の基本は、「円高で買って、円安で売る」ことですが、要は円高のときに外貨を買い(円を外貨に替え)、円安になったら外貨を売る(外貨を円に戻す)ということです。 外貨預金に投資する場合は、円高のときに預けて円安のときに引き出すことになります。 それでは、為替相場が為替投資の損得にどれぐらいの影響があるかを検討してみよう。 たとえば、現在1ドルが90円と仮定し、9000円でドルに替えたとしますと、100ドルの手持ちになりますね。 これを1ドルが100円になったときに、手持ちの100ドルを円に替えたとしたら10,000円になります。 こうなると、9,000円の元金で10,000円を得たことになりますから、1,000円の利益が出たということになります。 元金の9000円が為替相場の変動だけで10パーセント以上の儲けを出すことになるわけですから、年利に換算して10パーセント以上になります。 それも一瞬の為替相場の変動によって利益を得るわけで、美味しい話ですが、逆に損失もあることを忘れてはいけませんよ。 もうひとつ頭に入れておかなければならないことは、為替の手数料です。 外貨投資をするときには、最低でも一度ずつ、円を外貨に替え、外貨を円に替えなければなりません。為替手数料は、1ドルにつき往復2円というのが標準的です。 たとえば、円相場が100円のときに10万円を円・ドル間で往復させた場合、手数料は2,000円ということになります。 最近では、金融機関によって差が出てきており、往復で1円というところもあるようです。いずれにしても、複数の金融機関で比較し、手数料の安いところで取引するのが良いでしょう。 為替相場については、とにかく、「円高で買い、円安で売る」というのが鉄則です。 そして、手数料にも気を配り、往復2円ということは、元本の2パーセント程度に匹敵することから、外貨預金の金利が2パーセント以下なら、元本割れするということです。
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