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■雇用保険は最大限に利用せよ国際労働機関(ILO)の調査になりますと、日本の失業者のうち失業給付金を受け取れていない人は全体の70パーセントを超えているといいます。 これは先進諸国のなかでも飛び抜けて悪い数度で、たとえば欧米諸国において失業率が高い国のひとつとされているドイツでさえも13%程度だということです。 これは、失業者の多くを占める短期の非正規社員が満足に雇用保険に加入できていないことが要因ともいわれています。 いずれにしましても、突然会社が倒産してしまう可能性もゼロとはいえないわけですから、雇用保険や失業手当については、きちんと理解しておくのが身を守る秘訣ですよ。 ところで、給与明細を見ますと、健康保険に加入している会社員なら、毎月数千円ではありますが、「雇用保険」も天引きされていることが分かります。 この雇用保険をもとに、ハローワークから支給されるのが「失業手当」です。 失業期間の受給期間を残したままで、再就職が決まった場合に支給されるのが再就職手当です。 支給残日数が給付日数の3分の1以上かつ45日以上あり、一定の要件に該当す場合に、その支給残日数の30%に失業手当の日額をかけた金額が支給されることになるのです。 また、逆に所定の受領期間をオーバーしてしまっていても、各地にある「職業訓練校」で再就職のためのスキルを磨いているなら、その間は無条件で給付を受けられることになっています。 ちなみに、職業訓練校で学べる内容については、ハローワークに詳しいパンフレットも置いてあるので参考にされると良いでしょう。 せっかく毎月支払っている雇用保険ですから、万が一のときにはできる限りの失業手当の支給を受けたいものであります。 |
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