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■入院時の思わぬ出費こそ、保険の出番これまでに大きな病気や怪我をして入院した経験がある人はお分かりになるでしょうが、入院でお金がかかるのは、もちろん病院の治療代はありますが、それよりもそれ以外のところでお金はけっこうかかるものです。 たとえば、すぐに思いつくのが差額ベッド代で、通常、6人部屋など大部屋では必要ありませんが、個室やふたり部屋を希望すれば、1日につき数千円以上の差額ベッド代がかかります。 自分ではとくに希望しなくても、大部屋に空きがなくて入らざるを得ない場合もありますし、病状や入院期間によっては、利用せざるを得ないこともあるものです。 そのほか、入院中の食事代として、1日780円(一食につき260円)の自己負担があります。 入院中に必要なパジャマやガウンなどのこまごまとした身の回り品を揃える費用や家族が付き添う場合には、その通院費や食事代などもかかります。 大きな手術をするときなどは、担当医への謝礼なども支払うことがあるようです。 こうした出費を補填してくれるのが、医療保障の入院給付金です。 これは入院1日につきいくらという契約で加入するもので、サラリーマンなら、5000円〜7000円程度、自営業なら仕事を休んでいるあいだに収入が途絶えることもありますので、1万円ぐらいつければ安心でしょう。 そのほか、手術をしたときにはその種類によって一定の手術給付金が受け取れるものや、入院後の通院にも1日いくらと給付金がつく特約、医療保険があります。 医療保険ではさまざまな保障が最初からセットになっていることがほとんどですが、特約の場合は、一つひとつ必要だと思える保障を選んで付加するのが一般的で、ふつうの病気やけがのときに保障される入院給付金だけでも大丈夫です。 これまで医療保障は一定期間のみの掛け捨て型がほとんどでしたが、最近では終身タイプも増えています。 高齢になるほど医療保障の必要は高まりますが、一度大きな病気をすると新たに医療保障をつけることが難しくなりますので、そういう意味では健康なうちに終身タイプの医療保障をつけておけば、老後まで心配なく過ごせるでしょう。 |
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