|
■ローン活用のためには大きな価値観を持て私たちは、日々の暮らしに必要な最低限のものを買ったり揃えたりするために、基本的に働いているとはいえ、人間はそれだけではなく、日々いかに豊かな生活をするとか、家族の生き方や夢を実現するために、働いてお金を得ているのではないでしょうか。 ですから、お金は自分と家族を幸福にするために使う手段であり、早く使うか後で使うかは別として、いずれにしても使うことによって役に立ってくれるものです。 ただ、私たちが一生働いても獲得できる収入には限度がありますので、その限度の中で、自分と家族の幸福を最大限に発揮するために、いかにお金を有効に使うかということも大切なことです。 その例として、いつごろ家を新築するのが良いか、あるいは購入するのが良いかを検討してみましょう。 よく世間では、借金することが嫌いで住宅ローンを組まない人がいるようです。 そのために、一生懸命、家の購入資金をためるわけですが、一般のサラリーマンですと、住宅資金が一括で支払えるようになるためには、今の世の中、50歳近くまで貯め込まないとちょっと無理ではないでしょうか。 もし、このご家族に娘さんでもいますと、年頃の中学生か高校生になるごろには、友達の家も新築したり、マンションを購入したりして、自分の部屋を持つようになるため、この娘さんも自分の部屋を持ちたいと心から願うようになるものです。 そんな娘さんの気持ちも分からず、この家族のお父さんのように、お金が貯まるまで家は建てないでいますと、実際に家を建てるようになった時点では、すでに娘さんも大学を卒業して社会人になっています。 ひょっとして、この娘さんが新築の家に住んでも、仕事の転勤とか、あるいは結婚して出て行く可能性も高く、この家に住むのは数年あるかないかでしょう。 頑固なお父さん、本当にそんなことで家族の幸せにつながったのでしょうか。 ちょっと考えさせられますねえ。 お金に対する考え方や価値観はそれぞれですが、自分の哲学を貫いて、家を建てられたのは大変立派なことですが、家族のみんなが幸せであったかどうかは別です。 借金をせずに家を建てられたお父さんであれば、頭金ができた頃にローンを組んで家を建てられても、決してその後の支払いに支障が出るようなことはないでしょう。 家族の夢や希望をかなえるため、お金を貯めてから使うか、あるいは先に使うかという問題になるわけですが、ここでしっかりローンの活用も念頭においておきましょう。
|
|
|||||||||
Copyright(c)2014 お金の貯め方・使い方・増やし方と税金対策 all rights reserved. |