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■固定電話を有効利用最近の若い人は、たとえ一戸建ての家に住むようになっても、携帯があるからといって、固定電話を持たない人が増えています。 たしかに固定電話の回線を引くにはお金がかかりますが、逆に大きく損をしていることもあるのです。 なぜなら、固定電話の通話料は携帯電話よりも断然安いのです。 いわゆる「電話加入権」は、新規に電話回線を引く際にかかる「施設設置負担金」のことで、平成17年3月から72,000円から37,800円(税込み)に引き下がっています。それに契約料840円を足した金額が必要で、さらに工事費として最低1050円かかります。合計39,690円。 その後のコストは基本使用料月1785円+通話料です。 すでに携帯を持っている学生など、ひとり暮らしをしている若い人にとっては高い金額になるため、固定電話をあきらめてしまうのもよくわかります。 でも、本当にそれでいいのでしょうか。 まず携帯電話ですが、相手が固定電話でも携帯電話でも、一般に通話時間に応じて課金されます。料金プランにもよりますが、30秒あたり8〜21円程度です。 これに対し、固定電話はかける相手によって料金体系が異なります。3分あたりいくらとか、10円で何秒通話ができるとか、料金案内の単位が揃っていませんが、ここでは携帯電話と同様に30秒あたりに直して比較して見ます。 固定電話から固定電話にかける場合は、市内通話であれば30秒1.42円、23〜8時までの深夜は約1.1円です。市外であっても、高くて30秒当たり7円で収まります。 これだけではありません。固定電話は携帯電話にかける際も割安です。 30秒あたり、【docomo】なら8円、【au】や【SoftBank】なら8.8円になります。 ですから、携帯電話へは携帯電話からかけるほうが安いと思ったら大間違いです。 場合によっては半分以下の料金に抑えられることもあります。 毎月の通話時間が長い人なら、かえって固定電話を持ったほうが、基本料金を払っても安く済む場合もあります。 電話加入権は流通しているので、3万7800円よりも安く手に入れることも可能です。また、新規プロバイダ契約を前提に無料で提供しているところもあります。
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